フィボナッチ弧を手で引かなくてよくなる
TradingViewには昔からフィボナッチ・アークという描画ツールがありますが、起点と終点を自分で決めて引くものなので、相場が動くたびに引き直しになります。BigBelugaが公開したインジケーター「Swing Fibonacci Arcs & Volume Profile」は、その引き直しをまるごとチャート側に任せてしまう作りです。
直近のスイングを自動で拾い、折り返した地点を中心にして半円状の弧を7段ぶん描きます。さらに同じ起点から右へ、価格帯ごとの出来高をヒストグラムで積み上げ、いちばん出来高が多かった価格帯にPOCラインを引きます。曲線の抵抗帯と、水平の出来高の節という性格の違う2つを、1本でまかなってしまおうという発想です。

初めてチャートに入れたときは、正直に言うと派手だと感じました。虹のような弧が画面いっぱいに広がるので、面食らう人は多いと思います。ただ、どの線が何を指しているのかを一度整理してしまえば、毎回見る場所はかなり絞れます。この記事では、表示されるものを3つに分解したうえで、どこを見て、どこは気にしなくていいのかまで具体的に書いていきます。
ちなみに、このインジケーターはオープンソースとして公開されているので、誰でも中身を確認したうえで無料で使えます。
手で引くフィボナッチと何が違うのか
似たツールが多い領域なので、先に立ち位置を整理しておきます。
| ツール | 起点の決め方 | 形 | 出来高との連動 |
|---|---|---|---|
| フィボナッチ・リトレースメント | 自分で2点を指定 | 水平線 | なし |
| フィボナッチ・アーク(描画ツール) | 自分で2点を指定 | 円弧 | なし |
| 「Swing Fibonacci Arcs & Volume Profile」 | 直近のスイングから自動 | 半楕円+帯の塗り | 同じ起点からプロファイルを生成 |
違いは起点を誰が決めるかと、出来高が一緒に出るかどうかの2点に集約されます。自分で引いた線のほうが納得感はありますが、毎回引き直す手間と、引く人によって位置がずれる問題からは逃れられません。そこを機械的に固定してしまうのが、このインジケーターの立ち位置です。
すべての土台になる「起点」から見る
弧もプロファイルも、出発点はひとつだけです。直近で確定したスイングの折り返し地点。ここを起点と呼ぶことにします。起点さえ見つけられれば、あとの表示は自動的に決まります。
弧とプロファイルの起点になるスイングの決まり方
実線は確定したレグ、破線は進行中のレグ。両者が交わる安値が、弧とプロファイルの起点になります。
Vowars DE ver.3.5.0
向きの判定はシンプルで、Swing Structureで指定した本数のなかで高値と安値のどちらが更新されたかを見ています。初期値は70本。高値更新が続いているあいだは上向き、安値更新に切り替わった瞬間に下向き、という具合です。
向きが入れ替わった足で、直前のレグが実線として1本だけ確定します。下落のレグならBear Swing Color(初期値は赤)、上昇のレグならBull Swing Color(初期値はティール)。そしてこの実線の終点が、そのまま起点になります。
起点から現在の極値まで伸びている灰色の破線は、Real-time Swing Colorで描かれる進行中のレグです。高値や安値が更新されるたびに先端が伸びていくので、まだ確定していないという印だと思ってください。
確定したレグは、新しいレグが確定した時点で消えます。過去のスイングラインが履歴として残ることはありません。チャートに見えているのは「いまの構造」だけで、何本も前のスイングを並べて眺める作りにはなっていません。
7段の弧は何を描いているのか
起点が決まると、そこを中心に半楕円が7段ぶん広がります。比率は0.0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、78.6%、100.0%。フィボナッチ・リトレースメントでおなじみの数字がそのまま使われています。
起点から7段に広がるフィボナッチ弧
起点を中心に半楕円が7段。既定では23.6%の内側と、61.8〜78.6%の帯だけが塗られます。
Vowars DE ver.3.5.0
形の決まりごとは3つだけです。頂点は必ず起点の真上にあり、左右の端は起点と同じ価格まで下りてくる、そして最後の足より先にも伸びる。この3つを押さえておけば、どれだけ弧が重なっても迷いません。
色は比率ごとに決まっていて、23.6%が青、38.2%が緑、50.0%がティール、61.8%が黄、78.6%がオレンジ、100.0%が赤です。塗りつぶしが入るのは初期設定では2か所だけで、23.6%の内側と61.8%〜78.6%の帯になります。これは各レベルのFillのチェックで切り替えられるので、他の帯を目立たせたければそちらを入れても構いません。
Show 0.0%をオンにしても、起点にラベルが出るだけで弧そのものは描かれません。半径がゼロだからです。起点の位置を示す目印として使う項目だと考えると分かりやすいと思います。
弧の大きさは「最低サイズ」に引っぱられている
ここが個人的にいちばん面白いと思った部分です。弧の横幅と高さは、進行中のレグの大きさだけで決まっているわけではありません。
- 横幅 進行中のレグの本数と70本を比べて、大きいほうを採用 × Horizontal Scale (X)
- 高さ 進行中の値幅と直前に確定したレグの値幅を比べて、大きいほうを採用 × Vertical Scale (Y)
つまり、動き出したばかりの小さなレグでも、横は最低でも70本×1.5=105本ぶんの弧が描かれます。縦も同じで、直前の下落が大きければ、新しい上昇がまだ小さくてもその値幅を基準にした大きな弧になります。「レグは短いのに弧だけ妙に大きい」と感じたら、たいていこの下限が効いている場面です。
もうひとつの主役、ボリュームプロファイルとPOC
弧に目を奪われがちですが、実用面ではこちらのほうが読みやすいかもしれません。起点から現在の足までの値動きを対象に、価格帯ごとの出来高を横棒にして積み上げます。
起点から右へ伸びるボリュームプロファイルとPOC
横棒は価格帯ごとの出来高。左端はいつも起点で、右へ伸びるほどその価格帯に出来高が集まっています。
Vowars DE ver.3.5.0
価格帯の分割数は固定ではなく、その銘柄のボラティリティから自動で決まります。荒い値動きが続いた区間では1段が厚くなり、静かな区間では細かく刻まれます。段数は10〜100の範囲に収まるようになっているので、極端に潰れることはありません。
配分の仕方には少し癖があります。各足の終値を中心に、その上下2段ぶんまで距離に応じて振り分ける方式です。高値と安値の幅すべてに配るわけではないので、長いヒゲは形にあまり反映されません。ヒゲまで含めた厳密な分布を見たい人には、ここは物足りなく感じるはずです。

棒の長さは最大でProfile Max Width (Bars)本ぶん(初期値35本)。いちばん長い棒がPOCで、そこから現在の足までShow POC Lineの色でラインが引かれ、右端にはその価格帯の出来高が表示されます。
出来高データが無い銘柄では、1本の足を「1」として数える作りになっています。その場合ヒストグラムは出来高の分布ではなく、価格がどの帯に長く留まったかという滞在時間の分布に変わります。読み方としては近いものの、同じではない点は頭に入れておくと安全です。
POCは「いまのレグのなかでの重心」
POCというと市場全体の価格の節という印象があるかもしれませんが、ここでのPOCは少し意味が狭いです。起点から現在までという限られた区間のなかで、いちばん出来高が集まった価格帯を指しています。起点が乗り換われば、集計範囲ごと入れ替わってPOCも別の価格に飛びます。
そのぶん、直近のレグの重心がどこにあるかを知るには向いています。価格がPOCより上で推移していれば、そのレグのなかでは買い手が優勢な位置にいるという読み方ができますし、POCまで押してきたところは多くの参加者が持っている価格なので、反応が出やすい水準になります。
私はPOCを、弧よりも優先して見ています。曲線は時間とともに動きますが、POCは起点が変わらないかぎり水平のまま動きません。判断の基準としては、動かないもののほうが扱いやすいからです。
弧を水平線と同じ感覚で見ると、たぶんつまずく
使い始めてすぐに気づいたのが、弧は時間が経つと下りてくるという当たり前の事実です。半楕円なので、頂点から右へ行くほど高さが落ちていきます。
弧の右肩は時間とともに下りてくる
弧は横に寝た半楕円なので、右へ行くほど同じ比率でも当たる価格が下がっていきます。
Vowars DE ver.3.5.0
同じ61.8%でも、今日当たる価格と1週間後に当たる価格は違います。いったん弾かれても、そこから横ばいで時間を使えば、値幅を伸ばさないまま弧のほうが下りてきて抜けてしまう、ということが普通に起こります。
だから見るべきは「どの価格で当たったか」ではなく、どの足で、どんな勢いで当たったかのほうです。私は到達した足のローソクの形と、そのあと2〜3本の反応をセットで見るようにしてから、このインジケーターがだいぶ扱いやすくなりました。
実際に見るときの手順
1起点と向きを確かめる
実線が赤なら直前は下落レグで、起点は安値。弧は上へ広がります。実線がティールなら逆です。ここを取り違えると、そのあとの解釈がまるごとひっくり返ります。
2価格がいまどの帯にいるかを見る
起点のすぐ上の青い部分(23.6%の内側)にいるなら、まだ戻りは浅い段階。オレンジの帯(61.8%〜78.6%)まで届いているなら、そのレグの戻りとしてはかなり進んだ位置です。
3POCと重なる場所を優先する
弧と、水平のPOCラインが近い価格で重なっているところは、曲線の抵抗と出来高の節が同時に効く場所になります。どの弧に注目するか迷ったら、まずこの重なりを探すのが手っ取り早いです。
時間足ごとの向き不向き
初期値の70本という設定は、日足なら3か月半ぶん、4時間足なら12日ぶんの構造を見ていることになります。素材としてはかなり大きい単位なので、短い時間足でもスイングは荒くなりません。
| 時間足 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 15分〜1時間足 | その日の戻りの深さを測る。弧の到達が早いので、当たる足の形をよく見る |
| 4時間足 | 数日単位の押し目・戻りの目安。POCが効きやすく、いちばん扱いやすい印象 |
| 日足以上 | 中期の転換を待つ用途。弧が数か月先まで伸びるので、時間の余裕を持って使う |
噛み合う相場と、噛み合わない相場
どんなインジケーターにも得意な地形があります。これは特にはっきりしているほうだと思います。
噛み合うのは「往復の大きい相場」
大きく下げて反発する、あるいは大きく上げて押す。この行って戻る動きがはっきりしている相場では、弧の比率がそのまま戻りの深さの目安として機能します。下落幅が大きいほど弧も大きくなるので、戻りの候補が自然と広がるのも噛み合う理由です。ビットコインのように一方向に走ったあとしっかり戻す銘柄や、ゴールド、指数連動のETFのように節目が意識されやすい銘柄とは相性がいい印象を持っています。
ボラティリティが高い場面ほど価格帯の分割が粗くなるため、プロファイルの形も読みやすくなります。細かい振れをまとめてくれるので、重心の位置がはっきりします。
噛み合わないのは「一方向に走り続ける相場」
戻りらしい戻りを作らずに上げ続ける、あるいは下げ続ける相場では、弧はただ置いてあるだけの曲線になります。価格が23.6%の帯を素通りして100%も抜けていくような場面では、比率を見て待っているとひたすら置いていかれます。
狭いレンジが延々と続く相場も不得意です。高値も安値も更新されないので新しいレグが確定せず、古い起点のまま弧だけが残り続けます。こうなると表示の情報が更新されないので、一度インジケーターを外すか、判断材料から外したほうが安全です。
ダマシの多くは起点が乗り換わる瞬間に出る
使っていていちばん戸惑うのが、起点の乗り換わりです。新しい高値や安値が更新されて向きが入れ替わると、実線も弧もプロファイルもまとめて作り直されます。昨日まで61.8%だった価格が、今日は38.2%になっている、ということが普通に起こります。
特に注意したいのが、急騰や急落のヒゲ1本で極値が更新される場面です。実体では大した動きがなくても、ヒゲが判定期間の最高値・最安値を取ってしまえば向きは切り替わります。弧が急に別の場所へ移ったときは、まずSwing Structureの期間でどちらが更新されたのかを確認する癖をつけておくと、慌てずに済みます。
設定項目はどこをいじればいいか
項目数は多めですが、実際に触ることになるのは上から3つくらいです。残りは見た目の調整だと考えて問題ありません。
| 設定 | 初期値 | 推奨値 | 効果 |
|---|---|---|---|
| Swing Structure | 70 | 30〜50/70〜150 | 起点を決める高値・安値の判定期間。小さくすると起点が頻繁に乗り換わり、大きくすると大きな転換だけを拾う |
| Horizontal Scale (X) | 1.5 | 1.2〜2.0 | 弧の横幅だけを変える。上げるほど平たくなり、価格に当たるまでの時間が長くなる |
| Vertical Scale (Y) | 1.5 | 1.2〜1.8 | 弧の高さだけを変える。上げるほど同じ比率でも当たる価格が高くなる |
| Arc Resolution (Segments) | 25 | 25〜40 | 弧のなめらかさ。上げると曲線がきれいになるが、描画の負担は増える |
| Arcs Line Width | 1 | 1〜2 | 弧の線の太さ。ローソクに埋もれるようなら2に |
| Fill Transparency | 80 | 80〜90 | 帯の塗りの透明度。数字が大きいほど薄くなり、ローソクが読みやすくなる |
| Profile Max Width (Bars) | 35 | 20〜35 | ヒストグラムの最大の長さ。右の値動きに被るようなら短くする |
XとYは役割がきれいに分かれている
この2つは混同しやすいので、図で見たほうが早いと思います。
Horizontal Scale (X) と Vertical Scale (Y) の効き方
同じ61.8%の弧でも、X は横幅だけを、Y は高さだけを変えます。
Vowars DE ver.3.5.0
Horizontal Scale (X)は横方向だけ、Vertical Scale (Y)は縦方向だけを伸ばします。どちらも0.1〜10.0まで動かせますが、起点の位置は動きません。
私の場合、日足では初期値のまま、短い時間足ではHorizontal Scale (X)を1.2前後まで下げて弧を立たせるほうが合っていました。弧が平たいほど当たるまでに時間がかかるので、回転の速い時間足だと反応を待ちきれないからです。逆に、じっくり構えるなら平たいままでも困りません。
用途別の設定の当て方
- デイトレードで使う Swing Structureを30〜50に下げ、Profile Max Width (Bars)は20前後。起点が乗り換わりやすくなるぶん、直近の構造に追随します
- スイングで使う Swing Structureは70のまま、もしくは100〜150。大きな転換だけを拾わせて、弧は目安として置いておく使い方
- 画面を軽くしたい Fill Transparencyを90にして、使わない比率のShowを外す。38.2%と50.0%を消すだけでもかなりすっきりします
見た目を整えるなら比率を間引く
7段すべてを表示したまま使い続けるのは、正直なところ現実的ではありません。各比率には個別のShowと色の設定があるので、使わないものは外してしまったほうが読みやすくなります。
私は38.2%と50.0%を外して、23.6%、61.8%、78.6%の3つだけ残す構成に落ち着きました。浅い戻り、深い戻り、行き過ぎ、という3段階で見るぶんにはこれで足りますし、画面が一気に静かになります。塗りも初期のまま2か所だけにしておくと、どこを見ればいいかが迷いません。
組み合わせるなら、まず出来高
このインジケーターは価格帯ごとの出来高は見せてくれますが、いつ出来高が入ったかは教えてくれません。集計が起点から現在までをひとまとめにしているからです。そこが唯一にして最大の穴だと感じたので、私はサブウィンドウに出来高を並べています。
POCと弧を同時に抜けた足を出来高で裏づける
水平のPOCと、下りてくる弧が重なるところは抜けやすい場所です。抜けた足の出来高を見ると裏づけが取れます。
Vowars DE ver.3.5.0
POCと弧が重なる場所を抜けた足に出来高が伴っていれば、抜けの裏づけになります。逆に薄いまま滑っただけなら、戻されやすい抜けとして見ておけます。ボリュームプロファイル系のインジケーターと時系列の出来高は、もともと相性のいい組み合わせです。
そのほかでは、上位足の水平のサポート・レジスタンスと併用するのが素直だと思います。弧は曲線なので、水平の節と交差する場所が自然と絞り込まれます。トレンドの向きを別途フィルターしたいなら、移動平均を1本足すくらいで足ります。弧の上にさらに線を増やすと画面が持たないので、欲張らないほうが結果的に読みやすいです。
頼れるところと、割り切るところ
頼れるところ
- 起点探しが自動なので、フィボナッチを手で引き直す手間がまるごと消える
- 曲線の抵抗帯と水平の出来高の節を、1本で同時に確認できる
- 弧が最後の足より先まで伸びるので、これから当たる場所を事前に把握できる
- 価格帯の分割数が自動調整で、銘柄や時間足を変えても手直しが要らない
- パラメーターの役割が分かりやすく、X・Yの効き方に迷いがない
割り切るところ
- 売買シグナルの表示はなく、判断はすべて自分で組み立てる必要がある
- 確定した実線は1本だけで、過去のスイングや弧は履歴として残らない
- プロファイルは終値ベースの配分で、ヒゲの出来高は形に反映されにくい
- 起点が乗り換わると弧もプロファイルも作り直しになり、見え方が一変する
- 表示量が多く、他のインジケーターと重ねるとすぐに画面が窮屈になる
入れる前に知っておきたいこと
気持ちよく使うために、仕組みの都合で生まれる制約を先に共有しておきます。
弧もプロファイルもPOCも、最後の足の時点で毎回まとめて描き直されています。数本前にどんな弧が出ていたかはチャートに残りません。過去の場面を検証したいときは、TradingViewのバーリプレイで1本ずつ進めるのが確実です。ただし無料プランのバーリプレイは日足以上に限られるため、分足で遡りたい場合は有料プランが必要になります。
リペイントについても触れておきます。スイングの判定そのものは、その時点までの高値・安値しか見ていないので、未来のデータを覗いて過去を書き換えるタイプではありません。ただし、確定が遅れることと、進行中は形が動き続けることは避けられません。弧の大きさは現在の極値に連動して変わりますし、起点が乗り換われば一気に別の場所へ移ります。
このインジケーター自身がアラートを発する作りにはなっていないため、「弧に到達したら通知」といった使い方は、そのままではできません。TradingView側の価格アラートや水平線へのアラートで代用するのが現実的です。POCの価格に水平線を引いてアラートを設定しておけば、実質的には近いことができます。
上位足のデータを取り込む仕組みも入っていないので、日足の弧を15分足のチャートに重ねて表示することはできません。上位足の弧を同時に見たいときは、TradingViewの複数チャートレイアウトで時間足違いを並べるのが早いです。
チャートへの入れ方
TradingViewのチャート上部にある「インジケーター」から、インジケーター名で検索すればコミュニティスクリプトとして出てきます。クリックすればそのまま適用されるので、特別な手順は要りません。
入れたあとに最初にやることは、起点がどこにあるかを確認すること。これだけです。実線の色と、その終点にある0.0%のラベルを探せば、あとの表示はすべてそこから読み解けます。
見る場所を2つに絞ると、急に扱いやすくなる
画像「Swing Fibonacci Arcs & Volume Profile」は、答えを出してくれるインジケーターではありません。矢印も出なければ、勝率の話もしてくれません。やってくれるのは構造を自動で切り出し、そこから測った目安を曲線と出来高で見せるところまでです。
その代わり、手でフィボナッチを引いて、ボリュームプロファイルを別途当てて、相場が動くたびに引き直す、という一連の作業がまるごと消えます。この手間がゼロになる価値は、毎日チャートを開く人ほど実感しやすいはずです。
個人的には、4時間足に置いて、POCラインと61.8%〜78.6%の帯だけを見る使い方がいちばん現実的でした。弧を7段すべて追いかける必要はありません。見る場所を2つに絞ってしまえば、派手な見た目のわりに判断はむしろシンプルになるインジケーターだと思います。
フィボナッチを日常的に使っていて、引き直しの手間に飽きている人。あるいは出来高の節と組み合わせて戻りの深さを測りたい人。そのあたりに当てはまるなら、一度チャートに載せてみる価値は十分にあります。







