菱形が出た足で、SLと4つの利確目標まで一度に引いてくれる
「Trend Target Ribbon」は、トレンドの向きが切り替わった足でエントリー、損切り(SL)、利確目標(T1〜T4)をまとめてチャートに描くTradingViewのインジケーターです。トレンド判定には、ALMA(アルノー・ルグー移動平均)という反応の速い移動平均線を使っています。
普通のトレンド系インジケーターは「上か下か」を教えてくれるところで仕事を終えます。そこから先の「どこで入って、どこで切って、どこで利確するか」は自分で線を引くしかありません。「Trend Target Ribbon」はその作業を肩代わりして、転換の合図と同時にリスク1単位(1R)を基準にした計画を並べてくれるのが持ち味です。

私はビットコインの5分足・日足・週足に入れて、実際にどんな計画が出て、それがどう終わっていくのかを追いかけました。先に感想を言うと、計画を自動で描く部分はよくできています。ただ、SLの置き方には表示を見ただけでは気づきにくいクセがあり、そこを知らずに使うと痛い目を見そうだと感じました。この記事では、そのクセも含めて順番に見ていきます。
画面に出てくるものは4種類
| 表示 | 見た目 | 読み取れること |
|---|---|---|
| リボン | ALMA(白い線)の下に緑、上に赤の帯 | いまのトレンド判定が上昇か下降か |
| ローソク足の色 | 緑/赤の濃淡 | トレンドの勢いの強さ |
| 菱形 | 足の下に緑、足の上に赤 | トレンドが切り替わった足 |
| 計画の線とラベル | LONG/SHORT、SL -1R、T1 1R〜T4 4R | エントリー価格、SL、利確目標と、その到達状況 |
いちばん目を引くのは、やはり計画の線です。緑の菱形が出た足の終値が図の②のとおりそのままエントリー価格になり、そこからSLまでの幅が「1R」。利確目標は、図の③のようにその1Rずつ等間隔に積み上がります。
2つの条件がそろった足で、トレード計画がまるごと描かれる
確認ラインを抜けただけでは菱形は出ません。傾きもそろった足で計画が生まれます。
Vowars DE ver.3.12.19
1Rは「エントリーからSLまでの値幅」です。T2 2Rなら、SLまでの2倍の距離にある目標という意味になります。損失1回分に対して何倍取れたかで成績を考えるときの物差しで、ポジションの大きさを決めるときにもそのまま使えます。
緑と赤が切り替わるには、2つの条件が同時にそろう必要がある
菱形が出る条件は、上昇側で言うと次の2つです。下降側はこれを裏返したものになります。
- 終値が「確認ライン」より上で引ける。確認ラインはALMAに標準偏差×0.65を足した位置で、チャート上には表示されません
- ALMAがはっきり上を向いている。3本前のALMAからの上昇幅をATR(1本あたりの平均的な値幅)で割り、0.08を超えていれば合格です
この「両方そろって初めて」というのが大事で、V字で急反発した場面ほど差が出ます。冒頭の図に戻ると、図の①の足は、終値だけ見れば確認ラインを抜けています。それでもALMAがまだ下を向いているので、菱形は出ません。2本後、図の②で傾きの条件も満たしたところで、ようやく緑の菱形が出ています。
転換は、やや遅めです。ここは好みが分かれます。底値から少し上がったところで切り替わるので、もどかしい場面はあります。私も5分足で見ていて、菱形が出るころには反発の初動がほぼ終わっていたことが何度かありました。その代わり、終値がALMAのまわりを行ったり来たりするだけの動きでは転換しにくく、フィルターとしての役目はきちんと果たしています。
一度切り替わったら、反対の条件がそろうまで戻らない
「Trend Target Ribbon」には「中立」に戻る状態がありません。上昇判定になったら、下降の2条件がそろうまでずっと上昇判定のままです。設定にあるNeutralの色(初期値は濃いグレー)が使われるのは、チャートの左端で一度も転換が起きていない区間だけでした。
つまり、上昇判定の途中で相場が横ばいになっても、表示上は緑のままです。「緑=いま上がっている」ではなく「最後に確認された転換が上だった」と読むほうが実態に合います。
ローソクの濃淡は勢い、帯の幅はばらつき。似ているようで別物
「Trend Target Ribbon」はローソク足そのものを緑や赤に塗り替えます。この色の濃さを決めているのが、ALMAの傾きの強さと、終値がALMAからどれだけ離れているかを合わせた「勢いの点数」です。点数が高いほど鮮やかに、低いほどくすんだ色になります。
上昇の勢いが強い図の①の区間では、ローソクがくっきりした緑に塗られています。ところがALMAが寝てきた図の②では、判定は上昇のままなのにローソクがくすみました。このあと赤の菱形が出て下降に切り替わっているので、菱形より先に「色が抜けてきた」ことが勢いの衰えを教えてくれていたことになります。
勢いが落ちるとローソクがくすむ。帯の幅は別の物差し
ローソクの濃さは勢い、帯の幅は値動きのばらつきを表します。
Vowars DE ver.3.12.19
ここで勘違いしやすいのが帯の幅です。リボンの帯はALMAから標準偏差×0.55の位置までの範囲で、値動きのばらつきが大きいと太く、小さいと細くなります。帯の塗りの濃さも一定です。勢いの点数で変わるのは、帯のふちの線と白いALMAの線の濃さ、それからローソクの色です。
急落の直後など値動きが荒れた場面では、帯は太くなります。帯が表しているのは値動きのばらつきの大きさです。勢いを見るなら、ローソクの色の濃さのほうを見てください。
もう一つ気づいたのは、勢いの点数がかなり早く上限に張り付くことです。ALMAの傾きと終値の離れ具合がある程度そろうとすぐ満点になるので、トレンドが出ている区間はだいたいどの足も同じ鮮やかさで並びます。濃淡がはっきり見えるのは、トレンドの途中で傾きが寝てきたときです。「濃いから入る」より「薄くなってきたから気をつける」という使い方のほうが、私にはしっくりきました。
計画の線は、できてから終わるまでこう変わる
計画の線は、足が進むたびに見た目を変えていきます。ここが面白いところです。一連の流れを順番に並べると次のとおりです。
1転換の足で計画が生まれる
菱形が出た足の終値がエントリー価格です。そこから30本先まで線が伸び、右端にLONG(またはSHORT)、SL -1R、T1 1R〜T4 4Rのラベルが付きます。足が1本進むごとに、線の右端も1本ずつ先へずれていきます。
2目標に近づくと線が明るくなる
終値が目標から0.65R以内に入ると、その目標の線と帯が少しずつ明るくなります。小さな工夫ですが助かります。どの目標が近いかが色でわかるので、画面を離れて戻ったときにも状況をつかみやすいと感じました。
3ヒゲが触れたら ✓ が付く
到達の判定は高値・安値で行われます。終値で超えなくても、ヒゲが一度触れれば「T1 1R ✓」になり、線は白く光ったまま残ります。
4SLに触れたらそこで終了
エントリーの次の足から、安値(SHORTなら高値)がSLに触れた時点で計画は止まり、ラベルが「SL -1R ✓」に変わります。同じ足で目標とSLの両方に触れた場合は、SLの到達として処理され、その足での目標の✓は付きません。
5次の転換が来たら、薄い色で凍結される
SLにも触れずに反対の菱形が出ると、進行中の計画はその足で打ち切られ、薄い色の記録として残ります。計画は進行中のものを含めて既定で4つまで表示され、新しい計画ができるたびに古いものから消えます。
ここは大事なところです。図の①のSHORTはT1とT2に届いています。ところが価格がそのまま戻り、図の②でSL -1Rに触れて終わりました。SLは最初に置いた位置から一度も動きません。T4まで全部✓が付いたあとでも同じです。
✓は到達の記録。SLはエントリー時の位置から動かない
T2まで届いても、SLは最初の位置に置かれたままです。
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なので、「T2に✓、そのあとSL ✓」という記録を見ても、実際の損益がどうだったかは建て方しだいです。T1で半分利確して残りの損切りを建値に上げる、といった管理は自分で行う前提になります。記録を眺めて「このインジケーターは○勝○敗」と数えるのは、あまり意味がないと考えています。

もう一点。SLに触れて計画が終わったあとは、トレンド判定が同じ向きのまま続いても、次の菱形が出るまで新しい計画は描かれません。日足で見たときも、7月の上昇転換がすぐSLに触れた後、上昇判定のまま値が伸びていく区間は計画のない空白になっていました。
使っていて一番引っかかったのは、SLの幅の決まり方
設定にはStop Structure Lookbackという項目があり、名前だけ見ると「直近12本の安値(高値)にSLを置く」ように読めます。そのうえで、SLまでの幅がMinimum Stop ATR(ATRの0.75倍)より狭ければ広げ、Maximum Stop ATR(ATRの3倍)より広ければ縮める、という作りです。
ところが、実際に並んだ計画を見比べると、SLの位置が直近の安値や高値とまったく噛み合いません。5分足で1Rの幅を目盛りから読み取ってみると、13時台のLONGは約80、30分ほど後の14時台のSHORTは約310でした。ATRがほとんど変わらない時間帯なのに、ほぼ4倍の開きがあります。0.75倍と3倍という上下の限界値の比と、ちょうど同じです。偶然には見えませんでした。
理由を詳しく調べると、SLの基準にしている安値(高値)は、直近12本の足ではなく、過去の同じ向きの転換の足をさかのぼって拾った値になっていました。LONGなら「直近12回の上昇転換の足の安値のうち、最も低いもの」です。同じ向きの転換が12回そろうまでは基準が決まらず、SLは下限のATR×0.75になります。そろったあとは何か月も前の安値が基準になりがちで、その安値がエントリーよりはるか下なら上限のATR×3に、逆にエントリーより上にあれば下限のATR×0.75に張り付きます。
SLの幅はATRの下限か上限に張り付きやすい
同じ設定でも、1Rの大きさは計画ごとに4倍近く変わります。
Vowars DE ver.3.12.19
SHORTの図の①は下限、LONGの図の②は上限。同じ設定、同じチャートです。それでも1Rの大きさはこれだけ違います。長い履歴を用意して試算したところ、42回の転換のうち41回が上限か下限のどちらかに張り付いていました。この「12回」を決めているのがStop Structure Lookbackで、3まで減らしても、限界値の内側に収まったのは1割台にとどまります。
表示されるSLは、直近のスイングの外側に置かれた損切りではありません。ATR×0.75の浅いSLは、平均的な1本の値幅にも届かない距離です。ノイズで刈られやすいので、そのまま実際の逆指値にするのはおすすめしません。
裏を返せば、ATRの倍率で損切り幅を決める人には扱いやすいとも言えます。Minimum Stop ATRとMaximum Stop ATRを同じ値(たとえば両方1.5)にそろえると、SLは毎回ATRのちょうどその倍率になり、1Rの意味がぶれなくなります。設定できる範囲は1.0〜3.0です。私はこの形にしてから、計画の線を「その時点のボラティリティに合わせた目盛り」として迷わず読めるようになりました。
設定項目と、変えるならここ
設定画面は「Trend」「Position」「Display」の3つに分かれています。判定と計画に関わる前の2つを表にまとめました。推奨値は、上で見てきたクセを踏まえた私の考えです。
| 設定 | 初期値 | 推奨値 | 効果 |
|---|---|---|---|
| Source | close | close | 計算に使う価格 |
| ALMA Length | 34 | 25〜34(分足)/34以上(日足以上) | ALMAの期間。短いほど反応が速く、転換も増える |
| ALMA Offset | 0.85 | 0.85 | 1に近いほど直近の値を重く見て反応が速くなる |
| ALMA Sigma | 6 | 6 | 大きいほど線が滑らかになる |
| Deviation Length | 34 | 34 | 確認ラインと帯の幅に使う標準偏差の期間 |
| Trend Confirmation | 0.65 | 0.5〜0.8 | 確認ラインまでの距離(標準偏差の倍率)。上げると転換が減り、遅れる |
| Slope Length | 3 | 3 | ALMAの傾きを何本前と比べて測るか |
| Minimum Slope | 0.08 | 0.08〜0.12 | 転換に必要なALMAの傾き。上げると揉み合いでの転換が減る |
| ATR Length | 14 | 14 | 傾きの基準とSL幅に使うATRの期間 |
| Stop Structure Lookback | 12 | 12 | SLの基準を探す範囲。実際には過去の転換の回数として働き、変えてもSLの張り付きはほとんど変わらない |
| Minimum Stop ATR | 0.75 | 1.5 | SL幅の下限(ATRの倍率) |
| Maximum Stop ATR | 3 | 1.5〜3 | SL幅の上限(ATRの倍率)。下限と同じ値にするとSL幅が固定される |
| Profit Targets | 4 | 3〜4 | 利確目標の数(2〜4) |
| Target Zone Size | 0.06 | 0.06 | 目標の上下に付く薄い帯の幅(1Rに対する割合) |
| Target Approach Range | 0.65 | 0.65 | 目標が明るくなり始める距離(Rの倍率) |
| Projection Length | 30 | 30 | 計画の線を先へ伸ばす本数 |
| Positions On Chart | 4 | 1〜2 | 画面に残す計画の数(進行中を含む、1〜5) |
転換が多すぎる・少なすぎるとき
転換の回数を調整するのは、主にMinimum SlopeとTrend Confirmationの2つです。前者を上げると「ALMAがはっきり傾くまで待つ」、後者を上げると「ALMAからしっかり離れて引けるまで待つ」方向に働きます。揉み合いで菱形が行ったり来たりする銘柄なら、まずMinimum Slopeを0.12前後まで上げてみてください。逆に転換が遅すぎると感じたら、Trend Confirmationを0.5付近まで下げると初動に近づきます。
ALMA Lengthを短くすると全体に反応が速くなりますが、ALMAの傾きが揺れやすくなるので、転換の数も増えます。5分足や15分足で細かく回したいなら25前後、日足以上でじっくり構えるなら初期値の34か、それより長めが目安です。
画面が散らかるときの表示設定
| 項目 | 初期値 | 内容 |
|---|---|---|
| Show Trend Gradient | オン | リボン(帯とALMAの線)の表示 |
| Show Position Labels | オン | LONG/SL/T1〜T4のラベルの表示。オフでも線と帯は残る |
| Color Candles | オン | ローソク足を勢いに応じて塗る |
| Label Size | Normal | ラベルの大きさ(Tiny〜Huge) |
| Bull/Bear | #00FF00/#FF0066 | 上昇・下降の色 |
| Take Profit/Stop Loss | #00FF00/#FF0066 | 利確目標とSLの色 |
| Core/Neutral | #FFFFFF/#555555 | ALMAとエントリーの線の色/転換前の色 |
終わった計画のラベルは、打ち切られた足のすぐ右に集まります。転換が続くと、そこに新しい計画のラベルが重なって文字が読めなくなることがありました。Positions On Chartを1〜2に減らし、Label SizeをSmallにすると、かなり見やすくなります。
揉み合いの5分足では、菱形のたびに計画が刈られた

5分足で0時台から18時前までを見ると、菱形は8回ほど出ていました。そのうち上下にもみ合っていた時間帯の計画は、数本のうちにSLへ触れて終わったものが目立ちます。13時台のLONGは、出てからほとんど間を置かずに「SL -1R ✓」になりました。直前の10時のSHORTはT1に届いていただけに、揉み合いに入ってからの差がはっきり出た格好です。
2つの条件で転換をしぼっているとはいえ、方向感のない相場で出る菱形はやはり外れやすいです。しかもSLが浅いATR×0.75になっている計画だと、ヒゲ1本で終わってしまいます。一方、日足では転換そのものが少なく、ひとつの計画が大きく伸びる場面がありました。5月末からのSHORTはT3まで届き、8月末からのLONGも9/28時点でT3まで✓が付いています。週足になると転換はさらに減り、1Rの幅も大きくなります。

ゴールドのように一方向へ長く走りやすい銘柄や、株価指数の1時間足〜日足あたりは、この作りと相性がいいと考えています。反対に、一定の値幅を往復しやすい銘柄の短い足では、菱形が出るたびにSLへ触れる展開になりやすいので、先にMinimum Slopeを上げておくのが無難です。
足りない「構造」はドンチャン・チャネルで補う
「Trend Target Ribbon」に組み合わせるなら、私はTradingView標準のドンチャン・チャネル(期間20)を選びます。ドンチャン・チャネルは、直近20本の最高値と最安値を結んだだけのシンプルな帯です。このインジケーターに欠けている「直近の安値・高値」という構造の情報を、そのまま画面に足してくれます。
このLONGは、図の①のとおりSLがエントリーのすぐ下にあり、翌足の下ヒゲであっさり到達しました。チャネルの下限を見ると、図の②のとおり直近の安値ははるか下にあります。SLがチャネルの内側の浅い位置にあるとわかれば、「この計画のSLは実際の逆指値には使わない」「下限の少し外に置いて、そのぶん数量を減らす」と判断できます。
ドンチャン・チャネルでSLの浅さを見抜く
青いチャネルの下限が直近20本の安値です。SLがその内側にあるかを見ます。
- ドンチャン・チャネル(20)
Vowars DE ver.3.12.19
- SLがチャネルの外側にある計画は、構造上も無理のない位置と考えてそのまま使う
- SLがチャネルの内側にある計画は、逆指値をチャネルの外へずらし、数量を減らしてリスクを合わせる
- チャネルの上限(下限)を更新しながら伸びている間は、T2以降を狙う余地があると見る
描き換えとアラートで気をつけること
「Trend Target Ribbon」は、上位足のデータや未来の値を参照していません。判定には足の終値を使うので、確定した足で出た菱形の位置や計画の価格が、あとから変わることはありません(表示数を超えた古い計画が消えるのは、描き換えとは別の仕様です)。ただし、まだ動いている最新の足では、途中で条件を満たせば菱形と計画が現れ、条件から外れればまた消えます。足が確定するまでは「候補」と見てください。
アラートは「Bull Trend」と「Bear Trend」の2つが用意されていて、どちらも転換の菱形に合わせて鳴ります。TradingViewのヘルプによると、足の確定時に1回だけ鳴らす頻度(英語表記では Once Per Bar Close)以外を選んだアラートは、足の途中の値動きで鳴ることがあります(2026/9/30 時点)。確定した菱形だけを受け取りたいなら、この頻度を選んでおくのが確実です。
チャートに残る計画は最大5つまでで、それより前は消えてしまいます。過去の計画を確かめたいときは、バーリプレイで過去の日付から1本ずつ進めると、その時点の計画が描かれていく様子を再現できます。日足以上はどのプランでも全期間をさかのぼれる一方、分足でさかのぼれる期間はプランごとに上限があるので、短い足で検証するときは先に確認しておきましょう(2026/9/30 時点のTradingViewヘルプより)。
なお、「Trend Target Ribbon」はインジケーターとして作られているため、勝率や損益の集計は表示されません。✓の数から成績を読み取ろうとしても、先に書いたとおりSLが動かない前提の記録なので、実際の運用とは一致しない点に注意してください。
頼れるところと、気をつけるところ
頼れるところ
- 転換の足でエントリー・SL・T1〜T4がそろい、線を引く手間がなくなる
- ✓と明るさの変化で、どの目標まで来ているかが一目でわかる
- 終値と傾きの2条件で転換をしぼり、ALMAの周りの小さな揺れでは切り替わりにくい
- 確定した足の表示は動かない
- SLの上限と下限を同じにすれば、ATR基準の一定リスクで計画を並べられる
気をつけるところ
- SLは直近のスイングではなく、ATRの上限か下限に張り付くことがほとんど
- SLは一度置いたら動かず、利益を守る管理は自分で行う必要がある
- SL到達後は次の転換まで計画が出ず、トレンドの続きを取りこぼしやすい
- 転換は初動より遅れやすく、揉み合いでは浅いSLに次々と触れる
- 終わった計画のラベルが重なり、画面が散らかりやすい
計画の「型」をチャートに置いておきたい人へ
画像「Trend Target Ribbon」は、転換の合図からトレード計画までを一続きで見せてくれるインジケーターです。菱形が出た瞬間に、どこで入り、どこまでなら負けてよく、どこで利を確定させるかが並ぶので、判断の迷いを減らしたい人には心強い相棒になります。特に、日足や4時間足でトレンドの乗り換えを淡々と繰り返すスタイルとは相性がいいと感じました。
その一方で、表示されるSLを「相場の構造から割り出した損切り」と思い込むのは危険です。実態はATRの倍率で決まる目盛りなので、そのつもりで上限と下限をそろえるか、ドンチャン・チャネルのような構造の目安と重ねて、自分の逆指値を決めてください。そこさえ押さえれば、毎回同じ物差しで計画を立てる習慣づくりにも役立ちます。






