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逆張りゾーンが多すぎる悩みを解決。売り買いが行き過ぎた場所だけを格付けするインジケーター

逆張りゾーンが多すぎる悩みを解決。売り買いが行き過ぎた場所だけを格付けするインジケーター
インジケーター 無料 Strong Contrarian Zones | ProjectSyndicate
このインジケーターの製作者 ProjectSyndicate
5段階評価で 3.6 難易度 中級
この評価にした理由 Strong Contrarian Zonesは、行き過ぎたスイングを格付けし、スイープ&リクレイムで逆張りの入りどころを知らせる売買判断型のインジケーターです。7つの要因とリテスト・防衛の実績を組み合わせた構成は独自性が高く、評価を押し上げました。一方、4行の略語ラベルに性質の違う点数が並ぶため読み違えが起きやすく、可読性が最も低い軸になっています。また、作者が示す「未テストのELITE/STRONGゾーンへの初回タッチ」は初期設定の点数配分では成立しないため、総合点から0.2を差し引いています。点数が育つのを待てる人には噛み合いますが、ゾーンが引かれた瞬間に使いたい人には合いにくいツールです。
この難易度にした理由 ゾーンを表示するだけなら迷うことはありませんが、使いこなすにはラベルの読み方に慣れる必要があります。4行の英語略語に、Conv、ライブの点数、RECLAIMの点数という性質の違う3つの数字が並ぶためです。新しいゾーンの点数が低いのは仕様だと知っておくこと、RECLAIMが割り込んだ次の足以降で確定することも押さえておきたいポイントです。RSIやダイバージェンス、ボリンジャーバンドの基本を知っていて、逆張りの損切り設計に慣れている人なら、無理なく扱えると思います。

総合評価 3.6/ 5.0

評価基準について

  • 充足性 3.9 作者が掲げた目的を、実際の表示や挙動がどこまで果たしているか。 ゾーンの格付けとリクレイムの合図で、向きと入る足が明確です。損切りの位置も決めやすい一方、利確の目安は表示されず、過去の反転は三角をオンにしないと追えません。
  • 独自性 4.4 既存のインジケーターにない視点・構造・見せ方を持っているか。 7要因の採点、反応した要因の表示、リテストと防衛で育つ点数、ブレイク後の反転までを1つにまとめた構成は、同種のゾーン系では見かけない作りです。
  • 可読性 3.0 チャートに入れたときに、意図した情報を誤解なく読み取れるか。 4行の英語略語ラベルに性質の違う点数が並び、意味を覚えるまで読み違えやすいです。ゾーンが混み合う短い足ではラベル同士が重なります。
  • 適応性 3.8 自分の銘柄・時間足・トレードスタイルに合わせ込めるか。 ATR基準のため銘柄を変えても初期値で成り立ち、項目の説明も丁寧です。出来高のない銘柄では2要因が働かず、重みの調整が必要になります。
  • 信頼性 3.7 表示されたものを、そのまま信じて判断材料にできるか。 未来の値は使わず、確定の遅れや点数の入れ替わりは作者が開示しています。ラベル位置やRSI基準の説明など、表示と一致しない記述が一部あります。
この記事の要約
どんなインジケーター?
結論

Strong Contrarian Zonesは、売り買いが行き過ぎたスイングだけを7要因で採点してゾーン化し、割り込んで戻すリクレイムで逆張りの確定を知らせるTradingViewインジケーターです。点数はリテストと防衛で育つので、新しいゾーンが低評価なのは仕様です。

もっと詳しく
この記事の要点
  • 高値・安値のうち、行き過ぎと判定されたスイングだけが緑と紫のゾーンになります
  • 7つの要因の加重平均がConvで、初期設定では4.5以上でゾーンが描かれます
  • ラベル1行目の点数はリテストと防衛の実績が中心で、未テストのゾーンは最大5.0点です
  • ゾーンの外に割り込んだあと、終値で戻した足でRECLAIMが確定します
  • 戻せなかったゾーンは消えずに、反対側のゾーンへ切り替わります
  • 一方向に進む相場では、逆張りのゾーンが連続して割られやすくなります
  • SMA 50を重ねると、乖離の大きさと戻りの目安を同時に確認できます
  • ゾーンは3本遅れで確定し、左端はスイングの足までさかのぼって描かれます

「Strong Contrarian Zones」は、売り買いが行き過ぎた場所にだけゾーンを引く

サポート・レジスタンス系のインジケーターを入れると、チャートが線だらけになってどれを信じればいいのか分からなくなる。そんな経験がある人は多いと思います。私もそのひとりです。「Strong Contrarian Zones」を最初に表示したときも、正直「またゾーン系か」と身構えていました。

ところが、使ってみると印象が違いました。「Strong Contrarian Zones」は、高値・安値のすべてに線を引くタイプではありません。スイングができた瞬間に、そこで売り買いがどれだけ行き過ぎていたかを7つの角度から点数化し、基準を超えた「行き過ぎたスイング」だけをゾーンとして残します。ありふれた押し目や戻りには何も描かれません。

ゾーンは2種類です。安値側にできる緑のゾーンが「BUY-DIP(押し目買い候補)」、高値側にできる紫のゾーンが「SELL-RIP(戻り売り候補)」。そのうえで、価格がゾーンの外へいったん抜けてから戻ってくる動き、つまりスイープ&リクレイムを「逆張りの合図」として判定します。

極端なスイングだけが、ゾーンとして残る

上ヒゲで押し返された高値と、下ヒゲで拾われた安値にだけゾーンが引かれています。

極端なスイングだけが、ゾーンとして残る長い上ヒゲの高値に紫のSELL-RIPゾーン、長い下ヒゲの安値に緑のBUY-DIPゾーンが引かれ、途中の高値には何も描かれていないチャートです。▼ SELL-RIP ★★ 3.5/10 WEAKConv 6.1/10 · DIV WICK VOL BBRetest 0 · Defend 0@ 107.78▲ BUY-DIP ★★ 3.6/10 WEAKConv 6.2/10 · RSI WICK STR BBRetest 0 · Defend 0@ 82.13長い上ヒゲの高値Conv 6.1 → SELL-RIP長い下ヒゲの安値Conv 6.2 → BUY-DIPこの高値はConv 2.4基準に届かず何も出ない

Vowars DE ver.3.12.4

初期設定(Min Conviction To Draw Zone 4.5)での表示です。③の高値でも2つの要因が反応していますが、7要因の加重平均は2.4で基準に届きません。ゾーンは最新足まで伸び、ラベルはその3本右に出ます。

上の図では、長い上ヒゲをつけた高値図の①と、長い下ヒゲで拾われた安値図の②にだけゾーンが引かれています。途中の目立つ高値図の③にも2つの要因が反応していますが、合計点が足りないので何も出ません。この「描かないスイングがある」という性格が、「Strong Contrarian Zones」を使ううえでいちばん大事な前提になります。

この記事では、TradingViewに表示して確かめた挙動をもとに、ゾーンとラベルの読み方から入り方、設定までを順に解説します。

Strong Contrarian Zonesを5分足に表示した例。行き過ぎたスイングだけが緑と紫のゾーンになる。
Strong Contrarian Zonesを5分足に表示した例。行き過ぎたスイングだけが緑と紫のゾーンになる。

チャートに出るのは「帯」と「4行のラベル」だけ

「Strong Contrarian Zones」はサブウィンドウを使わず、移動平均線やダッシュボードも出しません。表示されるのはゾーンの帯と、その右側のラベルだけです。そのぶん、ラベルの情報量がかなり多くなっています。

帯は3層、中央の点線がスイングの価格

ゾーンは3本遅れて現れ、左端はスイング足までさかのぼる

安値をつけた足ではまだ何も出ず、右側に3本そろった足で初めてゾーンが描かれます。

ゾーンは3本遅れて現れ、左端はスイング足までさかのぼる下ヒゲの長いスイング安値から右に3本がそろった時点でゾーンが確定し、左端がスイング足まで伸びて描かれる様子を示すチャートです。▲ BUY-DIP ★ 3/10 FORMINGConv 5.2/10 · DIV WICK STR BBRetest 0 · Defend 0@ 110.00スイング安値中央の点線がこの価格右に3本そろって確定ここで初めて描かれる中心ほど濃い3層の帯高さはATR(200)×0.6

Vowars DE ver.3.12.4

Pivot Left 10/Pivot Right 3 の初期設定では、スイングの確定に右側3本が必要です。過去チャートでは最初からそこにあったように見えますが、リアルタイムではこの3本ぶん遅れて表示されます。

ゾーンの中心はスイングの高値・安値そのものです。安値のゾーンなら、下ヒゲの先端の価格に点線が引かれます図の①。帯の高さは初期設定でATR(200)の0.6倍に統一されていて、どのゾーンも同じ厚みになります。

帯は外側、中間、中心の3枚を重ねた作りです。中心に近いほど色が濃く、ゾーンの点数が上がるとさらに濃くなります。ただ、点数による濃さの違いは控えめで、FORMINGとSTRONGを並べても一目で区別できるほどではありませんでした。強弱はラベルの数字で見分けるものだと考えておくほうが確実です。

ゾーンは3本遅れて現れる

スイングの判定には、左側10本と右側3本が必要です。そのため、安値をつけた足ではまだ何も表示されず、右側に3本そろった足で初めてゾーンが描かれます図の②。描かれたゾーンの左端はスイングの足までさかのぼるので、過去チャートでは「最初からそこにあった」ように見えます。リアルタイムで使うときは、この3本ぶんの遅れを頭に入れておいてください。

ラベルは上から「格付け」「生まれ」「履歴」「価格」

ラベルは初期設定ではゾーンの右外、最新の足から3本右に出ます図の②。4行の中身は次のとおりです。

行表示例意味
1行目▲ BUY-DIP ★★ 4.1/10 WEAKゾーンの向き、星、現在の強さ(0〜10)、段階
2行目Conv 5.8/10 · WICK VOL STR BBゾーンが生まれたときの点数と、そのとき反応した要因
3行目Retest 1 · Defend 0 · BROKENリテスト回数、守った回数、現在の状態
4行目@ 84420.59ゾーンの基準価格(スイングの高値・安値)

3行目の末尾に出る状態は3種類あります。ゾーンの外に抜けて戻りを待っている「SWEEPING」、戻して反転が確定した「RECLAIM」(後ろに点数が付きます)、割られて反対側のゾーンに切り替わった「BROKEN」です。Defendが1以上になると⚡マークが付きます。

ラベルをゾーンの内側に入れたいとき

Label Placementの初期値は「Outside · Right」なので、ラベルはゾーンの右外に出ます。内側に入れたい場合は、設定で「Inside · Right」か「Inside · Center」を選んでください。

ゾーンになれるかどうかは、7つの逆張り要因の合計点で決まる

スイングが確定するたびに、「Strong Contrarian Zones」はその足の状態を7つの要因で0〜1に採点し、重み付きで平均して10点満点に直します。これがラベル2行目の「Conv」です。初期設定ではMin Conviction To Draw Zoneが4.5なので、Convが4.5未満のスイングはゾーンになりません。

2行目の後ろに並ぶ略語は、そのスイングで0.5以上を取った要因だけです。どの要因がゾーンを作ったのかが一目で分かるので、私はここを「指紋」のように見ています。安値側で指紋に名前が出る目安を、初期設定で計算すると次のようになります(高値側は向きを逆にしたものです)。

略語見ているもの指紋に出る目安(安値側)重み
RSIRSI(14)の売られすぎRSIが21以下1.0
DIV直前の安値に対するダイバージェンス安値を更新し、RSIが前回より4ポイント以上高い1.3
WICKスイング足の下ヒゲ下ヒゲが足の値幅の22.5%以上1.0
VOL出来高の急増出来高が20本平均の1.6倍以上1.0
STR50本平均からの乖離(zスコア)−1.1σ以下1.0
PRS直近20本の買い圧力買いの比率が59%以上0.9
BBボリンジャーバンド(20、2σ)の突き抜け安値がバンドの下へATRの0.25倍以上はみ出す0.9

重みが一番大きいのはDIV(ダイバージェンス)です。安値を更新したのにRSIが下げ止まっている、という形のスイングほどConvが伸びやすい設計です。

「RSI」は指紋にほとんど出てこない

設定画面の説明では、Oversold Reference (RSI ≤)の42は「この値以下で満点」と読めます。実際の挙動を確かめると、満点になるのはRSIが0のときで、42では0点です。指紋に「RSI」が出るのは、安値でRSIが21以下、高値で79以上のときだけでした。スクリーンショットで指紋を見比べてもRSIはまれにしか出ていないので、「RSIが出ていない=売られすぎていない」とは受け取らないでください。

もうひとつ気をつけたいのが出来高です。出来高のデータがない銘柄では、VOLとPRSが常に0点になります。この場合、ほかの5要因が満点でもConvは約7.3が上限です。FXや指数のCFDを使う場合は、表示している銘柄に出来高が出ているかを先に確かめておくと、ゾーンが少なすぎる理由で悩まずに済みます。

見出しの点数とConvは別物。ここを取り違えると読み違える

最初に「Strong Contrarian Zones」を触ったとき、いちばん戸惑ったのがここでした。Convが6を超えているのに、1行目の点数は2点台でFORMING。最初は設定を間違えたのかと思いました。スクリーンショットの5分足でも、並んでいるゾーンの多くがこの状態です。

理由は、1行目の点数が「生まれの良さ」ではなく「その後の実績」を中心に計算されているからです。内訳は次のとおりです。

要素重み満点になる条件
Conv(生まれたときの点数)35%Conv 10
Retest(リテスト)25%4回
Defend(リクレイムで守った回数)25%2回
ヒゲ・食い込みの深さ7.5%誕生時のヒゲとリテスト時の食い込みの平均がATR以上
出来高7.5%ゾーン期間中の平均出来高が現在の20本平均以上

この配分だと、一度も触れられていないゾーンはConv 10でも最大5.0点にしかなりません。Conv 5〜6の新しいゾーンなら、2〜3点台に落ち着くのが普通です。反対に、30分足で見た「★★★★ 7.4/10 STRONG」のゾーンはConvこそ5でしたが、Retest 4、Defend 3の実績で点数を積み上げていました。

点数は「育つ」もの

1行目の点数と星は、価格に試されて守った回数で育っていく仕組みです。新しいゾーンがFORMINGやWEAKなのは、まだ実績がないからです。ゾーンの素性を見たいときは2行目のConvと指紋を、試されたあとの信頼度を見たいときは1行目を見る、と分けて読むと混乱しません。

点数星段階
8.0以上★★★★★ELITE
6.5以上★★★★STRONG
5.0以上★★★PRIMED
3.0以上★★WEAK
1.5以上★FORMING
1.5未満·FORMING

段階はこの5つです。

Retestの数え方にもクセがあります。安値側のゾーンなら、安値がゾーンの中に入り、終値が下限より上で終わった足を1本ずつ数えます。ゾーンの中で3本もみ合えば、それだけでRetest 3です。スクリーンショットにあった「Retest 11」も、11本の足がゾーンに触れたという意味です。反発の回数とは違います。

放置されたゾーンは、点数がゆっくり下がります。初期設定では、最後に触れられてから300本かけて0.65倍まで下がり、そこで止まります。下がるのは点数だけで、帯そのものは残ります。

エントリーの合図は「割り込んで、戻す」スイープ&リクレイム

「Strong Contrarian Zones」が逆張りの合図として扱うのは、ゾーンへのタッチではありません。ゾーンの外へいったん抜けて損切りを巻き込み、そのあと戻ってくる動きです。安値側のゾーンで流れを追うと、次の3段階になります。

1ゾーンに近づく、触れる

終値がゾーンの中心線から価格の0.10%以内に入ると、Proximityアラートの条件が成立します。安値がゾーンの中に入って下限の上で引ければ、Retestが1つ増えます。

2下限を割り込む(SWEEPING)

割り込んで戻した足で、RECLAIM が確定する

ヒゲで下限を割り込んだ足ではなく、その次の足の終値で RECLAIM が確定します。

割り込んで戻した足で、RECLAIM が確定する緑のBUY-DIPゾーンの下限をヒゲで割り込んだ翌足で終値が戻り、RECLAIMの三角が付いてラベルにDefendとRECLAIMの点数が表示されるチャートです。▲ BUY-DIP ★★ 4.8/10 WEAKConv 5.5/10 · WICK VOL STR BBRetest 1 · Defend 1 ⚡ · ⚡RECLAIM 6.4@ 87.68下限を0.15ATR以上割り込むここでSWEEPINGに変わる次の足の終値が下限より上ここでRECLAIMが確定Defend 1 とRECLAIMの点数が付く

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RECLAIMは終値で判定されるため、スイープした足そのものではなく、戻した足に付きます。Max Reclaim Window (bars) の6本以内に終値で戻せなければ、ブレイクとして扱われます。

安値がゾーンの下限からATRの0.15倍以上下に出ると、状態がSWEEPINGに変わります図の①。この時点ではまだ何も確定していません。待つ場面です。

3終値で戻して RECLAIM

スイープした足より後の足で、終値が下限より上に戻るとRECLAIMが確定します図の②。ここは見落としやすいところです。長い下ヒゲで割り込んだ足そのものには、RECLAIMが付きません。判定は次の足から始まるので、1本で割って戻したように見える形でも、確定するのは早くて次の足です。

確定するとDefendが1つ増え、3行目に「⚡RECLAIM 6.4」のような点数が付きます図の③。この点数は次の6項目で決まります。ゾーンの点数とは別の数字なので、並べて読むときは混同しないようにしてください。

  • 外側へ割り込んだ深さ(ATRの1倍で満点)
  • 戻すまでの速さ(スイープの次の足で戻せば満点)
  • 戻した足の下ヒゲの割合
  • 平均に対する出来高の増え方
  • ゾーンのConv(6項目の中で重みが最も大きい)
  • 下限から上へ戻した幅(ATRの0.6倍で満点)
過去のRECLAIMはラベルに残らない

ラベルに表示されるのは「いまの状態」だけです。価格がもう一度ゾーンに触れるとRECLAIMの表示は消え、いつ反転が確定したのかはチャートから読み取れなくなります。Show Reclaim Triggersをオンにすると、RECLAIMが確定した足に小さな三角が付きます。初期値はオフなので、過去の反転を振り返りたいときはオンにしておくのがおすすめです。

戻せなかったゾーンは、反対側のゾーンに切り替わる

割られたゾーンは消えずに、反対側のゾーンへ切り替わる

何度も安値を支えていた緑のゾーンが、ブレイク判定のあと紫のSELL-RIPに切り替わっています。

割られたゾーンは消えずに、反対側のゾーンへ切り替わる何度も支えられていた緑のBUY-DIPゾーンが終値で大きく割り込まれ、ゾーン全体が紫のSELL-RIPに塗り替わってBROKENと表示されるチャートです。▼ SELL-RIP ★ 2.5/10 FORMINGConv 5.3/10 · DIV WICK VOLRetest 0 · Defend 0 · BROKEN@ 73.46▲ BUY-DIP ★ 2.7/10 FORMINGConv 4.8/10 · DIV WICK STRRetest 0 · Defend 0@ 67.29下限から0.9ATR以上下で終値ブレイク判定ゾーン全体が紫に塗り替わる緑だった跡は残らないBROKEN表示Retestは0から数え直し

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Flip Broken Zones (breakers) がオンの初期設定での動きです。ラベルのConvと要因は、緑のゾーンとして生まれたときの値がそのまま残ります。

スイープのあと戻せなかった場合は、ブレイク扱いになります。条件は、下限からATRの0.9倍以上下で終値が確定するか図の①、スイープから6本たっても終値が下限の下にあるかのどちらかです。

初期設定のFlip Broken Zones (breakers)がオンなら、割られたゾーンは消えずに紫のSELL-RIPへ切り替わります。このときゾーン全体が紫に塗り直されるので、もともと緑だった跡は残りません図の②。見分ける手がかりは、ラベルの「BROKEN」だけ。うっかりすると見落とします図の③。

切り替わったゾーンはRetestとDefendが0から数え直しになり、点数も2点台に戻ります。一方でConvと指紋は、緑のゾーンとして生まれたときの値がそのまま残ります。紫のゾーンなのに指紋が「WICK VOL STR BB」のような安値側の理由になっているのはこのためです。なお、BROKENの表示も、次に価格が触れた時点で消えます。

リクレイムで入るか、初回タッチで入るか

入り方は大きく2つ考えられます。リクレイムを待って入る方法と、初回タッチで逆張りする方法です。どちらも理屈は分かりやすい。ただ、実際の点数の動きと合わせて読むと、使い勝手にかなり差がありました。

リクレイムで入る方法は、そのまま使える

BUY-DIPゾーンを割り込んで戻したら買い、SELL-RIPゾーンを上抜けて戻したら売り。手順は次のとおりです。

  • エントリーは、戻した足の終値
  • 損切りは、スイープで付けた安値(高値)の外側
  • 利確は、平均値かレンジの反対側、または次のゾーン

損切りの位置が「すでに失敗した抜け」の外側なので、置き場所に迷わないのが利点です。ただ、利確の目安になる「平均値」は「Strong Contrarian Zones」には表示されません。ここは後半で紹介するSMA 50で補えます。

初回タッチで逆張りする方法は、条件の読み替えが必要

初回タッチで逆張りするなら、まだ試されていないELITEやSTRONGのゾーンを狙いたくなります。ところが先ほどの内訳どおり、未テストのゾーンは初期設定では最大5.0点で、ELITE(8.0)にもSTRONG(6.5)にも届きません。初回のタッチでRetestが1になっても、上限は5.6点ほどです。

初回タッチで見るべきはConvと指紋

初期設定のままでは、未テストのゾーンがELITEやSTRONGになることはまずありません。初回タッチで逆張りを考えるなら、1行目の段階よりも、2行目のConvが高く、DIVやWICKが指紋に入っているかを見て判断するのが現実的です。点数の重みを変えれば段階の出方は変わりますが、そのぶん「実績で育つ」という設計の意味は薄れます。

見送るべき場面ははっきりしている

  • FORMINGやWEAKで、指紋にDIVもWICKもないゾーン
  • SWEEPINGのまま終値が戻っていないゾーン(確定を待つ)
  • ゾーンとゾーンのあいだで、近くに何もない価格帯
  • 長く触れられず、点数が下がったゾーン

このあたりは、私も迷ったら入らない基準として使っています。

行ったり来たりの相場で強く、一方向の相場では割られ続ける

Strong Contrarian Zonesで点数が育ったSTRONGゾーン。リテストとリクレイムを重ねて7点台に届いた例。
Strong Contrarian Zonesで点数が育ったSTRONGゾーン。リテストとリクレイムを重ねて7点台に届いた例。

「Strong Contrarian Zones」は逆張りの考え方でできているので、相場との相性がはっきり出ます。レンジや、上昇トレンドで押し目をつける場面のように「行き過ぎたら戻る」動きが繰り返される場面では、ゾーンが試されて点数が育ち、リクレイムも機能しやすくなります。

逆に苦手なのは、一方向に進み続ける相場です。

下げ続ける相場では、安値のゾーンが次々と割られる

上の2本はもともと緑のBUY-DIPゾーンでした。どちらもスイープのあと戻せず、ブレイク判定で紫に切り替わっています。

下げ続ける相場では、安値のゾーンが次々と割られる階段状の下落で緑のBUY-DIPゾーンが2つ続けて割り込まれ、どちらも紫のSELL-RIPに切り替わってBROKEN表示になっているチャートです。▼ SELL-RIP ★ 2.4/10 FORMINGConv 5.1/10 · DIV VOL STRRetest 0 · Defend 0 · BROKEN@ 91.81▼ SELL-RIP ★ 2.3/10 FORMINGConv 4.7/10 · WICK STR BBRetest 0 · Defend 0 · BROKEN@ 85.19▲ BUY-DIP ★★ 3.5/10 WEAKConv 4.9/10 · DIV WICK STRRetest 1 · Defend 0@ 79.141つ目の安値ゾーンを割ってBROKEN(紫に反転)次の安値ゾーンも同じように割られる新しい緑ゾーンはまだWEAK反発を確かめてから判断

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一方向に下げ続ける相場では、逆張りの買い候補が機能しないまま反対側のゾーンに変わっていきます。最下段の新しい緑ゾーンも、まだWEAKの段階です。

階段状に下げる相場では、安値にできた緑のゾーンが次々とスイープされ、戻せないままブレイク扱いになります図の①。次のゾーンも同じ道をたどり図の②、気づけば上に紫のBROKENゾーンが並んでいる、という形です。最下段の新しいゾーンもWEAKの段階なので、反発を確かめてから判断したいところです図の③。

こういう場面では、紫に切り替わったゾーンを戻り売りの目安として使うほうが相場の流れに合います。反転に失敗したゾーンは、今度はブレイク&リテストの水準として働きます。

Strong Contrarian Zonesを4時間足で表示した例。スイングトレードでは点数の高いゾーンが絞り込まれる。
Strong Contrarian Zonesを4時間足で表示した例。スイングトレードでは点数の高いゾーンが絞り込まれる。

時間足は、1時間足〜日足あたりが読みやすいと感じました。5分足でも動きますが、ゾーンとラベルが増えて重なりやすく、3本の確定遅れも相対的に大きくなります。週足で見ると、過去の大きな安値に「STRONG」や「PRIMED」のゾーンが残り、長期の節目を確認する用途にも使えました。

Strong Contrarian Zonesを週足で表示した例。長期の節目にSTRONGゾーンが残る。
Strong Contrarian Zonesを週足で表示した例。長期の節目にSTRONGゾーンが残る。

頼れるところ

  • 行き過ぎたスイングだけが残るので、ゾーンの数が絞られる
  • 指紋でゾーンの理由が分かり、ダイバージェンスや長いヒゲの有無をすぐ確認できる
  • スイープ&リクレイムという「確定の合図」があり、損切りの位置も決めやすい
  • 割られたゾーンが反対側に切り替わり、順張りの目安としても使える
  • ATR基準なので、銘柄を変えても初期設定のまま大きく崩れにくい

気をつけるところ

  • ラベルが4行の英語略語で、慣れるまで読み解きに時間がかかる
  • 新しいゾーンは点数が低く、1行目だけ見ると過小評価しやすい
  • 一方向のトレンドでは逆張りのゾーンが連続して割られる
  • ゾーンは3本遅れて現れ、過去チャートでは実際より早く見える
  • 出来高のない銘柄では7要因のうち2つが働かない

SMA 50を重ねると「どこまで伸びて、どこへ戻るか」が見えてくる

組み合わせるなら、私は単純移動平均線(SMA)の50を推します。理由は2つ。

ひとつは、「Strong Contrarian Zones」のSTR(平均からの乖離)が、まさに終値の50本平均からの距離を測っているからです。SMA 50をチャートに出しておけば、指紋にSTRが出たゾーンが「平均からどれだけ離れた場所で生まれたか」を目で確認できます。もうひとつは、リクレイム後の利確目安になる「平均値」を、チャート上の線として持てることです。

SMA 50を重ねると、どれだけ伸びてどこへ戻るかが見える

移動平均線(SMA 50)を重ねた表示です。期間は、平均からの乖離を測る Mean-Reversion Length (z-score) の初期値に合わせています。

SMA 50を重ねると、どれだけ伸びてどこへ戻るかが見える下向きのSMA 50から大きく離れた安値に緑のゾーンができ、その後の反発がSMA 50付近で止まる様子を示すチャートです。▲ BUY-DIP ★★ 3.3/10 WEAKConv 5.8/10 · DIV WICK STR BBRetest 0 · Defend 0@ 106.36SMA 50から大きく下に離れた安値ここでゾーンが生まれるSMA 50に届いたところで上値が重くなる
  • SMA 50
  • Strong Contrarian Zones

Vowars DE ver.3.12.4

ゾーンが生まれた安値はSMA 50から大きく下に離れており、指紋にSTRが点いています。反発はSMA 50に届いたところで止まり、その後は横ばいです。SMA 50が下向きの間は、戻りの目安として扱うのが無理のない使い方です。

この図では、下向きのSMA 50から大きく下に離れた安値でゾーンが生まれています図の①。そこからの反発は、SMA 50に届いたところで上値が重くなりました図の②。

SMA 50の傾きは、逆張りの強気度を決める材料にもなります。SMA 50が上向きなら、緑のゾーンは上昇トレンドの押し目にあたるので、SMA 50を超えた先まで狙う余地があります。下向きのときは、SMA 50までの戻りで一度利益を確保し、紫のゾーンのほうを重視する。先ほどの「割られ続ける相場」でも、この切り替えをしておけば逆張りの買いを重ねずに済みます。

設定項目は多いが、触るべき場所は限られている

「Strong Contrarian Zones」の設定は70近くあります。全部覚える必要はありません。ここでは、表示に関わるものと、判定の結果を大きく変えるものを中心にまとめます。点数の重み付けなどの細かい項目は、まず初期値のまま使い、気になったところだけ動かすのがおすすめです。

表示とスイングの判定

設定初期値推奨値効果
Zone SideBothBoth表示するゾーンの向き。Bullish Onlyで緑だけ、Bearish Onlyで紫だけになる
Show In-Zone Labelsオンオンラベルの表示。オフにすると帯だけになる
Label SizeNormal混み合う足ではSmallラベルの文字サイズ
Lookback (bars, 0 = all loaded)25002500最新の足から何本前までゾーンを作るか
Max Live Zones3015〜30同時に残すゾーンの上限。超えると古いものから消える
Hide Overlapping Zonesオンオン既存のゾーンと重なる新しいゾーンを作らない
Overlap Threshold (%)2525薄いほうのゾーンの何%が重なったら重複とみなすか
Pivot Left1010スイングの判定に使う左側の本数
Pivot Right33(確度重視なら5)スイングの確定に必要な右側の本数。増やすほど確度は上がるが表示が遅れる
Max Zone Life (bars)700時間足に合わせて調整生まれてから何本でゾーンを消すか

Max Zone Life (bars)の700本は、5分足なら約58時間、週足なら10年以上に当たります。短い足では丸2日半で消えてしまうので、前の週の節目も残したい場合は数値を増やしてください。Pivot Rightを5にすると、スイングの確定が2本遅れる代わりに、確定後にさらに安値を更新されるケースが減ります。

ゾーンの高さ

設定初期値推奨値効果
Normalize All Zone Heightsオンオンすべてのゾーンを同じ高さにし、スイングの価格を中心に置く
Height MethodATR BasedATR Based高さの基準。Fixed Percentageにすると価格の%で決まる
Zone Height (ATR Mult)0.60.6ATRの何倍を高さにするか
Zone Height (% of Price)0.30—Fixed Percentageのときの高さ
ATR Length200200高さやスイープ判定に使うATRの期間

Normalize All Zone Heightsをオフにすると、安値のゾーンは安値から上へ、高値のゾーンは高値から下へ伸びる形に変わります。ATRの期間は高さだけでなく、スイープやブレイクの判定幅にも使われるので、ATR Lengthを短くするとゾーンが細くなり、スイープ判定も敏感になります。

ゾーンが生まれる基準(Contrarian Conviction)

設定初期値推奨値効果
Min Conviction To Draw Zone4.54.5(絞るなら5.5)この点数以上のスイングだけをゾーンにする
RSI Length1414RSIの期間
Oversold Reference (RSI ≤)4242安値側のRSI要因の基準
Overbought Reference (RSI ≥)5858高値側のRSI要因の基準
Mean-Reversion Length (z-score)5050平均からの乖離を測る期間
Stretch Reference (z σ)2.22.2何σ離れたら満点にするか
Bollinger Length2020ボリンジャーバンドの期間
Bollinger StdDev2.02.0ボリンジャーバンドの幅
Band-Pierce Reference (ATR)0.50.5バンドの外へATRの何倍はみ出したら満点か
Volume Baseline Length2020出来高の平均を取る期間
Volume Climax Reference (x)2.22.2平均の何倍の出来高で満点か
Rejection Wick Reference0.450.45ヒゲが足の値幅の何割で満点か
Order-Flow Pressure Lookback2020買い圧力を測る期間
Pressure Reference (% past 50)18.018.050%から何ポイント偏ったら満点か
Divergence Reference (RSI pts)8.08.0前回の安値(高値)からRSIが何ポイント改善したら満点か

Min Conviction To Draw Zoneは、ゾーンの数をいちばん大きく左右する項目です。5分足のように候補が多すぎると感じたら、0.5刻みで上げていくのが扱いやすいと思います。私は短い足では5.5前後にして、DIVかWICKを含むゾーンが中心に残るようにしています。出来高のない銘柄では上限が約7.3に下がるので、上げすぎるとゾーンがほとんど出なくなる点に注意してください。

7要因の重み(Conviction Weights)

設定初期値推奨値効果
Weight · RSI Extreme1.01.0RSI要因の重み
Weight · Momentum Divergence1.31.3〜1.6ダイバージェンス要因の重み
Weight · Rejection Wick1.01.0ヒゲ要因の重み
Weight · Volume Climax1.0出来高なしの銘柄は0出来高要因の重み
Weight · Mean-Reversion Stretch1.01.0乖離要因の重み
Weight · Order-Flow Pressure0.9出来高なしの銘柄は0買い圧力要因の重み
Weight · Bollinger Pierce0.90.9バンド突き抜け要因の重み

出来高のない銘柄でWeight · Volume ClimaxとWeight · Order-Flow Pressureを0にすると、残りの5要因だけで平均が取られます。これでConvが10点まで届くようになります。ダイバージェンスを重く見たい場合は、Weight · Momentum Divergenceを上げます。

スイープ&リクレイムの判定

設定初期値推奨値効果
Fire Reclaim Alertsオンオンリクレイムのアラート条件を有効にする。オフにするとRECLAIMの三角も出なくなる
Min Sweep Depth (ATR)0.150.15下限(上限)の外へATRの何倍出たらスイープとみなすか
Max Reclaim Window (bars)66スイープから何本以内に戻せばリクレイムか
Reclaim ConfirmationBorderBorder(厳しくするならMidline)終値でどこまで戻せば確定か。Midlineは中心線、Far Borderは反対側の端
Decisive Break Acceptance (ATR)0.90.9下限の外へATRの何倍で終値が確定したら即ブレイクにするか
Flip Broken Zones (breakers)オンオンブレイクしたゾーンを反対側に切り替えて残す。オフなら削除
Only Alert Strong Reclaimsオフ慣れたらオンリクレイムの点数が基準以上のときだけアラートを出す
Strong Reclaim Threshold6.56.5上の項目で使うリクレイムの点数の基準
Show Reclaim Triggersオフオンリクレイムが確定した足に三角を表示する

Reclaim ConfirmationをMidlineやFar Borderにすると、中心線より深く戻さないと確定しなくなります。この場合、戻り切らないまま6本を過ぎても、終値が下限の下になければブレイク判定にもならず、SWEEPINGのまま残ることがあります。Only Alert Strong Reclaimsをオンにしたときは、基準に届かないリクレイムでは三角も表示されなくなります。

リクレイムの点数の内訳を変える項目(Grab Depth Ref (ATR)やWeight · Zone Convictionなど9項目)もあります。初期値のままで十分に使えたので、私は触っていません。

ゾーンの強さ(Live Zone Strength)

設定初期値推奨値効果
Show Only Strong Zonesオフオフ基準未満のゾーンを隠す
Strong Threshold (score)5.05.0上の項目で使う点数の基準
Retests For Full Score4.04.0リテスト何回で満点か
Defended Reclaims For Full Score2.02.0リクレイム何回で満点か
Weight: Birth Conviction0.350.35Convの重み
Weight: Retests0.250.25リテストの重み
Weight: Sweep Defense0.250.25リクレイムで守った回数の重み
Weight: Rejection Wick0.0750.075ヒゲの重み
Weight: Volume0.0750.075出来高の重み
Decay Strength While Ignoredオンオン触れられないゾーンの点数を下げる
Full Decay Over (idle bars)300300何本かけて下限まで下げるか
Decay Floor0.650.65点数を最大で何倍まで下げるか
「Show Only Strong Zones」をオンにすると、ほとんどのゾーンが消える

未テストのゾーンは最大5.0点なので、Show Only Strong Zonesをオンにすると、新しいゾーンはほぼすべて隠れます。残るのはリテストやリクレイムで点数が育ったゾーンと、SWEEPING中・リクレイム直後のゾーンだけです。隠れたゾーンも内部では残っていて、重複判定やMax Live Zonesの本数には数えられます。画面に見えているゾーンがすべてではありません。

見た目とアラート

設定初期値推奨値効果
Bullish Zone Tone#21c997お好みでBUY-DIPゾーンの色
Bearish Zone Tone#cc24e2お好みでSELL-RIPゾーンの色
Gradient (double-shaded) Fillオンオン3層の濃淡で塗る
Zone Transparency8484帯の透明度
Show Zone Bordersオンオン帯の枠線
Border Transparency3535枠線の透明度
Show Zone Midlineオンオン中央の点線
Label PlacementOutside · RightOutside · Rightラベルの位置
Label Gap From Zone (bars)33ゾーンの右端からラベルまでの本数
Label Background Transparency2222ラベル背景の透明度
Label Text Colour#F2F7FF#F2F7FFラベルの文字色
Proximity (% of price)0.100.10中心線からこの範囲に終値が入ると接近アラートの条件が成立
Strong / Institutional Score7.07.0Strong系の接近アラートに使うゾーンの点数

ローソク足の色とゾーンの色が近いと、帯の中の足が読みにくくなります。私は陰線を紫系にしているので、ゾーンの透明度を上げるよりもローソク足の色を変えるほうが見やすくなりました。

アラートは10種類。チャートに張り付かずに待てる

チャートにはゾーンとラベルしか出ない代わりに、アラートの条件が充実しています。用意されているアラート条件は次の10種類です。

アラート名成立する場面
Bullish Zone Proximity / Bearish Zone Proximity終値が緑/紫のゾーンの中心線に近づいた
Strong Bullish Zone Proximity / Strong Bearish Zone Proximity上と同じで、ゾーンの点数が7.0以上
Zone Touch / Retestいずれかのゾーンでリテストが数えられた
Zone Sweep (liquidity grab)いずれかのゾーンがスイープされた
Zone Break (accepted)いずれかのゾーンがブレイク判定になった
Bullish Reclaim / Bearish Reclaim緑/紫のゾーンでリクレイムが確定した
Any Reclaimどちらかのリクレイムが確定した

アラートはTradingViewのアラート作成画面で、条件に「Strong Contrarian Zones」を選び、上の一覧から使いたい条件を選んで作成します。

頻度は「バーの終値ごとに1回」を選ぶ

リクレイムもスイープも、足が確定するまでは判定が変わる可能性があります。アラートの頻度は「バーの終値ごとに1回」にしておくと、足の途中で一瞬だけ条件を満たした通知に振り回されずに済みます。また、TradingViewの公式ヘルプにあるとおり、アラートを作ったあとでインジケーターの設定を変えても、アラートは作成時の設定のまま動きます。設定を変えたらアラートも作り直してください。

Strong系の接近アラートは点数7.0以上が条件なので、新しいゾーンでは鳴りません。リテストやリクレイムで育ったゾーンだけを知らせてくれる、と考えると使い道がはっきりします。

リペイントと表示のタイミング

「Strong Contrarian Zones」が未来の値を使ってゾーンを描いている様子はありませんでした。スイングは右側3本がそろった時点で確定し、確定したゾーンの価格は後から動きません。そのうえで、注意しておきたい挙動が3つあります。

  • 左端のさかのぼり。ゾーンは3本遅れで確定しますが、左端はスイングの足から描かれます。過去チャートで見ると、実際より3本早くゾーンがあったように見えます。
  • リアルタイム足の判定。スイープ、リクレイム、リテストは足の確定前に変わることがあります。確定した足では動きません。
  • 点数と表示の入れ替わり。点数はリテストや時間の経過で上下し、Max Live Zonesを超えると古いゾーンから消えます。Lookback (bars, 0 = all loaded)の範囲も最新の足から数えるので、日をあけて読み込み直すと、古いゾーンが消えていることがあります。

ゾーンが数本遅れて確定すること、リアルタイム足のリクレイムは確定まで変わりうること、点数や濃さが入れ替わることは、公開ページでも仕様として明記されています。

過去の状態の移り変わりはバーリプレイで確かめる

ラベルは「いまの状態」しか表示しないので、過去にどこでSWEEPINGになり、どこでRECLAIMが確定したかは、スクロールしても分かりません。TradingViewのバーリプレイを使えば、1本ずつ進めながらラベルの変化を確かめられます。ただし2026/9/27 現在、無料プランのバーリプレイは日足以上に限られ、日中足には有料プランが必要です。遡れる期間もプランと時間足によって変わります。

なお、「Strong Contrarian Zones」はインジケーターとして作られているため、ストラテジーテスターで成績を集計する仕組みは持っていません。検証はバーリプレイでの目視が中心になります。

「実績で育ったゾーン」を待てる人にこそ合う逆張りマップ

Strong Contrarian Zones | ProjectSyndicate

「Strong Contrarian Zones」を使い込んでみて、これは引かれた瞬間に飛びつくゾーンではないと感じました。試されて、守って、点数が育っていく様子を追いかけるゾーンです。生まれたばかりのゾーンは点数が低く、見た目も控えめです。その中から、Convが高くDIVやWICKが指紋に入ったものを候補に選び、スイープ&リクレイムで確定を待つ。この流れに乗れれば、逆張りでいちばん難しい「どこで、いつ入るか」の判断がかなり楽になります。

一方で、ラベルの読み方には慣れが必要ですし、一方向に進む相場では緑のゾーンが次々と割られます。SMA 50のようなトレンドの目安と組み合わせ、割られたゾーンは戻り売り・押し目買いの目安に切り替える。この使い分けを前提にすれば、レンジやトレンド中の押し目・戻りを狙うデイトレードからスイングトレードまで、頼れる判断材料になるはずです。

まずは初期設定のままShow Reclaim Triggersだけをオンにして、1時間足か4時間足で過去のRECLAIMがどんな場所に付いているかを眺めてみてください。点数の意味がつかめてくると、ゾーンの見え方が変わってくると思います。

参照元・データ出典:この記事は、チャートプラットフォーム「TradingView」にて、クリエイター「ProjectSyndicate」が制作したインジケーターを実際に使用し、徹底分析を行った上で公開しています。

免責事項:本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言や特定の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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執筆者YUZURUトレーダー / インジケーター開発者 / Webクリエイター
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Web制作会社でオウンドメディアの編集者として働きながら、2018年に暗号資産(仮想通貨)トレードを開始。現物から先物まで実践するうちにチャート分析にのめり込み、現在はTradingViewのオリジナルインジケーターも自作しています。 当サイトでは、TradingViewのインジケーターを自分のチャートで1本ずつ検証し、計算の中身・使い方・弱点までを図解つきでレビューしています。作り手の視点でロジックまで踏み込み、実際に使って確かめた情報だけを掲載。特定銘柄への投資勧誘は行っていません。

このインジケーターの製作者