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Hyperliquid

ハイパーリキッド

別名・略称
ハイパーリキッド HYPE HyperCore HyperEVM HyperBFT

Hyperliquidとは

Hyperliquid(ハイパーリキッド)とは、暗号資産の現物取引や無期限先物取引などを提供する、取引機能に特化したレイヤー1ブロックチェーンおよびオンチェーン金融プラットフォームです。

一般的な分散型取引所(DEX)では、既存のブロックチェーン上にスマートコントラクトを構築し、流動性プールを利用して暗号資産を交換する方式が広く採用されています。一方、Hyperliquidは取引そのものをブロックチェーンの中核機能として設計している点に大きな特徴があります。

特に重要なのが、中央集権型取引所(CEX)で一般的に利用されているオーダーブック方式をオンチェーンで実現していることです。買い注文と売り注文を価格ごとに並べ、条件が一致した注文を約定させる仕組みをブロックチェーンの基盤に組み込むことで、DEXでありながら従来の取引所に近い取引環境を実現しています。

また、Hyperliquidは取引所としての機能だけを提供するものではありません。取引を担うHyperCoreと、スマートコントラクトを実行するHyperEVMを組み合わせることで、取引、デリバティブ、DeFiなどを一つのネットワーク上で展開できる構造になっています。

ポイント

Hyperliquidは単なるDEXではなく、取引機能をブロックチェーンそのものに組み込んだ金融プラットフォームと考えると分かりやすくなります。特に「オンチェーンのオーダーブック」と「HyperEVM」の2つが、Hyperliquidを理解するうえで重要なポイントです。

Hyperliquidの基本構造

Hyperliquidを理解するには、主にHyperCore、HyperEVM、HyperBFT、HYPEという4つの要素を押さえておく必要があります。

名称役割概要
HyperCore取引基盤現物取引や無期限先物、注文処理、証拠金管理などを担う中核部分
HyperEVMスマートコントラクト環境Ethereum互換の実行環境で、DeFiなどのアプリケーションを構築できる
HyperBFTコンセンサスネットワーク上のノードがブロックチェーンの状態について合意するための仕組み
HYPEネイティブトークンHyperliquidの基盤となるトークンで、ステーキングなどにも利用される

これらは別々のサービスとして存在しているのではなく、Hyperliquidというネットワークを構成する重要な要素です。

HyperCore

HyperCoreは、Hyperliquidにおける取引機能の中心部分です。現物取引や無期限先物取引をはじめ、注文の受付、約定、証拠金管理、清算など、取引所として必要になる主要な処理を担います。

HyperCoreの大きな特徴は、オーダーブックをブロックチェーンのネイティブな機能として扱っていることです。

オーダーブックとは、現在市場に出されている買い注文と売り注文を価格ごとに並べた注文板です。買い手が提示する価格と売り手が提示する価格が一致すると、注文が約定します。

一般的なCEXでは、この注文処理を取引所が管理するサーバーなどで行います。Hyperliquidでは、これに近い取引機能をブロックチェーンの中核に組み込んでいます。

そのため、HyperliquidはDEXでありながら、CEXで一般的なオーダーブック型の取引環境を提供できるという特徴を持っています。

HyperEVM

HyperEVMは、Hyperliquid上でスマートコントラクトを実行するためのEVM互換環境です。

EVMとは「Ethereum Virtual Machine」の略称で、Ethereumにおけるスマートコントラクトの実行環境を指します。HyperEVMはEthereumとの互換性を持つため、Ethereum系の開発技術を利用して、DeFi、DEX、レンディングなどのアプリケーションを構築できます。

ここで注意したいのは、HyperEVMがHyperliquidとは別の独立したブロックチェーンというわけではないことです。HyperCoreとHyperEVMは同じHyperliquidネットワークの中で機能し、共通のコンセンサスによってネットワークの状態が維持されます。

HyperCoreとHyperEVMの違い

HyperCoreは「取引を動かすための中核」HyperEVMは「スマートコントラクトやアプリケーションを動かすための環境」と考えると理解しやすくなります。

Hyperliquidが注目された理由

オンチェーンのオーダーブック

Hyperliquidが暗号資産市場で注目を集めた大きな理由の一つが、オンチェーンのオーダーブック型取引です。

DEXでは、AMM(自動マーケットメイカー)と呼ばれる仕組みを利用するサービスが多くあります。AMMでは、ユーザー同士の注文を直接マッチングするのではなく、流動性プールに預けられた資産を利用して交換を行います。

AMMには流動性を提供しやすいという利点がある一方、大きな注文を出した場合に価格へ与える影響が大きくなったり、CEXで一般的な細かな指値注文を扱いにくかったりする場合があります。

Hyperliquidはこの部分で異なる設計を採用しています。オーダーブック方式では、買いたい価格と売りたい価格を市場に提示できるため、どの価格帯にどれだけの注文が存在しているのかを確認しながら取引できるという特徴があります。

この構造は、特に短期売買やデリバティブ取引を行うユーザーにとって重要です。

無期限先物取引

Hyperliquidを語るうえで欠かせないのが、無期限先物取引(Perpetual Futures)です。

無期限先物とは、一般的な先物取引のような満期日を持たず、暗号資産の価格変動を対象として売買するデリバティブ商品です。価格上昇を狙うロングと、価格下落を狙うショートの双方を利用できることが特徴です。

さらにレバレッジを利用することで、保有している証拠金より大きな金額のポジションを持つこともできます。例えば、価格上昇を予想してロングポジションを保有し、実際に価格が上昇すれば利益を狙えます。一方、予想に反して価格が下落すれば損失が発生し、レバレッジが高いほど証拠金に対する損失の割合も大きくなります。

損失によって必要な証拠金を維持できなくなると、ポジションが強制的に決済される清算(Liquidation)が発生します。

無期限先物は現物取引とは別物

「価格が上がると思うから買う」という考え方だけでは、無期限先物を適切に管理できません。レバレッジ、証拠金、清算価格、Funding Rate、ポジションサイズなどを確認しながら取引する必要があります。

HYPEとは

HYPEは、Hyperliquidのネイティブトークンです。

HYPEは単なる取引対象としての暗号資産ではなく、Hyperliquidのネットワークと密接に関係しています。ステーキングに利用されるほか、HyperEVMではネイティブトークンとして扱われ、トランザクションを実行する際のガス代にも利用されます。

そのため、HYPEを理解するときは「価格が上がるか」という投資対象としての側面だけではなく、Hyperliquidというネットワークを支えるトークンとしてどのような役割を持つのかを見ることが重要です。

HYPEのステーキング

ステーキングとは、暗号資産をバリデーターなどへ委任し、ブロックチェーンのコンセンサス形成に参加する仕組みです。

HyperliquidではHYPEをバリデーターに委任してステーキングできます。ステーキングによってネットワークの維持に参加できる一方、保有資産を一定期間自由に動かせなくなる場合があります。

また、ステーキング報酬を得られたとしても、HYPE自体の価格が下落すれば、円やドルなどの法定通貨ベースでは資産価値が減少する可能性があります。

HyperBFTとは

HyperBFTは、Hyperliquidが採用しているコンセンサスアルゴリズムです。

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンに参加している複数のノードが、どの取引を正しいものとして記録するのか、現在のネットワーク状態が何なのかについて合意するための仕組みです。

Hyperliquidは、取引処理を重視したブロックチェーンとして設計されているため、コンセンサスについても高速な取引環境との両立を意識した構造になっています。

この点は、Hyperliquidを単なるスマートコントラクトプラットフォームとして理解するのではなく、取引所の注文処理を中心に設計されたブロックチェーンとして理解するうえで重要です。

Hyperliquidと一般的なDEXの違い

項目一般的なAMM型DEXHyperliquid
主な取引方式AMM・流動性プールオーダーブック
主な用途トークン交換現物・無期限先物など
注文板基本的に使用しない使用する
取引処理スマートコントラクト中心HyperCoreを中心に処理
スマートコントラクト各チェーンの環境を利用HyperEVMで実行可能

この違いは、Hyperliquidの位置付けを理解するうえで非常に重要です。

AMM型DEXは「流動性プールを利用してトークンを交換する」という設計が中心ですが、Hyperliquidは注文板を利用した取引市場そのものをブロックチェーン上に構築する方向へ設計されています。

そのため、HyperliquidはDEXという分類だけでは特徴を十分に表現できず、「オンチェーン取引所に特化したレイヤー1」として考えると理解しやすくなります。

Hyperliquidのオーダーブックを理解する

Hyperliquidのオーダーブックを見る場合、基本となるのがBid、Ask、Spreadです。

  • Bid:買い手が提示している価格
  • Ask:売り手が提示している価格
  • Best Bid:最も高い買い注文価格
  • Best Ask:最も低い売り注文価格
  • Spread:Best BidとBest Askの差

例えば、Best Bidが99ドル、Best Askが100ドルであれば、その間に1ドルのスプレッドがあります。

また、各価格帯にどれだけの注文が存在するのかも重要です。大量の注文が並んでいる価格帯では、一定の注文量を吸収できる可能性がある一方、注文が少ない価格帯では比較的小さな注文でも価格が動きやすくなります。

このため、短期的な値動きを分析する場合には、チャートだけではなく板の厚さ、流動性、取引高、スプレッドなども確認する価値があります。

Hyperliquidで確認したい市場指標

Hyperliquidの市場状況を分析する際は、HYPEの価格だけを見るのではなく、実際にどの程度の取引が行われ、どの程度のポジションが積み上がっているのかを確認することが重要です。

指標意味見るポイント
取引高一定期間に成立した取引の規模市場の活発さや流動性を確認する
Open Interest未決済ポジションの総量市場にどれだけポジションが積み上がっているかを見る
Funding Rate無期限先物における資金調達率ロングとショートの偏りを考える材料にする
清算額強制決済されたポジションの規模急激な価格変動の背景を確認する
流動性市場がどれだけ注文を吸収できるか大口注文による価格への影響を考える

Open Interest

Open Interest(オープンインタレスト)とは、まだ決済されていない先物ポジションの総量です。

例えば、価格が上昇すると同時にOpen Interestも増加している場合、新たなポジションが市場に積み上がっている可能性があります。一方、価格が上昇しながらOpen Interestが減少している場合には、ショートポジションの買い戻しなど、ポジション解消を伴った上昇である可能性があります。

ただし、Open Interestだけで相場の方向性を判断することはできません。価格、出来高、Funding Rate、清算状況などと組み合わせて分析することが大切です。

Funding Rate

Funding Rate(資金調達率)は、無期限先物の市場価格を現物市場の価格に近づけるための仕組みに関連する指標です。

無期限先物では満期日が存在しないため、先物価格が現物価格から大きく乖離し続けないように、ロングとショートのポジション保有者間で資金の受け渡しが行われます。

一般的にロングポジションが大きく偏っている場合にはロング側が支払い、ショート側が大きく偏っている場合にはショート側が支払う形になります。

そのためFunding Rateは、市場参加者がどちらの方向へ偏っているのかを確認するための材料としても利用できます。

HyperEVMとDeFi

Hyperliquidの将来性を考えるうえでは、HyperCoreだけでなくHyperEVM上のエコシステムも重要です。

HyperEVMではスマートコントラクトを利用できるため、DeFiアプリケーションをはじめとするさまざまなサービスを構築できます。

DeFiとは「Decentralized Finance」の略称で、日本語では一般に分散型金融と呼ばれます。銀行や証券会社などの中央集権的な金融機関を介さず、スマートコントラクトによって金融サービスを提供する仕組みです。

Hyperliquidの場合、取引機能を担うHyperCoreと、スマートコントラクトを担うHyperEVMを組み合わせられるため、単独のDEXでは実現しにくい金融サービスを構築できる可能性があります。

例えば、レンディング、資産運用、取引戦略を自動化するサービスなど、さまざまなアプリケーションが考えられます。

このように考えると、Hyperliquidは単に「暗号資産を売買する場所」ではなく、オンチェーン金融サービスを構築するための基盤という側面も持っています。

Hyperliquidのメリット

取引に特化したブロックチェーン設計

Hyperliquidは、取引処理を中心に据えてブロックチェーンを設計しているため、一般的な汎用ブロックチェーン上に取引所を構築する場合とは異なるアプローチを採用しています。

特に大量の注文を扱うことを前提としている点は、短期売買やデリバティブ市場との相性を考えるうえで重要です。

CEXに近い取引体験

オーダーブック方式を採用しているため、指値注文や成行注文など、CEXで一般的な注文方法を利用できます。

DEXの透明性と、オーダーブック型取引所の操作性を組み合わせていることが、Hyperliquidの大きな特徴です。

取引とスマートコントラクトを同じ基盤で扱える

HyperEVMによってスマートコントラクトを実行できるため、Hyperliquidは取引所としてだけでなく、DeFiなどのアプリケーションが動作するプラットフォームへ拡張できます。

Hyperliquidのデメリットとリスク

Hyperliquidには多くの利点がありますが、分散型であることやオンチェーンであることが、すべてのリスクをなくすわけではありません。

  • HYPE自体の価格変動リスク
  • 無期限先物のレバレッジによる損失リスク
  • 証拠金不足による清算リスク
  • スマートコントラクトの脆弱性リスク
  • DeFiアプリケーション固有のリスク
  • ネットワーク障害や技術的なリスク
  • 流動性の低い市場におけるスリッページのリスク
  • 暗号資産に対する各国の規制変更リスク

特に注意が必要なのが、「DEXだから安全」という考え方です。

DEXであることは、取引所の管理構造や資産管理の方法に関係する特徴であり、価格変動やレバレッジによる損失リスクがなくなるわけではありません。

DEXと取引リスクは別に考える

分散型であることと、投資として安全であることは同じ意味ではありません。Hyperliquidを利用する場合も、秘密鍵の管理、ウォレット、スマートコントラクト、レバレッジ、清算など、それぞれのリスクを分けて考える必要があります。

HyperliquidとHYPEは同じものではない

初心者が混同しやすいのが、HyperliquidというネットワークとHYPEというトークンは別物だという点です。

名称意味
Hyperliquidブロックチェーンおよび金融エコシステム全体
HyperCore現物・無期限先物などの取引を担う中核部分
HyperEVMスマートコントラクトを実行する環境
HyperBFTネットワークのコンセンサスを担う仕組み
HYPEHyperliquidのネイティブトークン

したがって、HYPEを購入することはHyperliquidというサービスそのものを購入することではありません。HYPEはHyperliquidエコシステムにおいて利用されるネイティブトークンであり、その価値は市場における需要と供給によって変動します。

Hyperliquidを分析するときのポイント

HyperliquidやHYPEの動向を分析する場合、HYPEの価格チャートだけを見て判断するのではなく、ネットワークの利用状況を複数の指標から確認することが重要です。

取引高

取引高は、Hyperliquid上でどれだけの取引が行われているのかを確認するための基本的な指標です。

取引高が増えていれば、市場参加者が活発に取引している可能性があります。ただし、相場が急変したときには一時的に取引高が急増することもあるため、単日の数字だけではなく、一定期間にわたる推移を見ることが重要です。

Open Interest

Open Interestを確認すると、無期限先物市場にどれだけのポジションが積み上がっているのかを把握できます。

Open Interestが高い状態では、市場に大きなポジションが存在しているため、価格が急変した際に清算が連鎖し、値動きがさらに拡大するケースがあります。

Funding Rate

Funding Rateを見ることで、ロングとショートのどちらにポジションが偏っているのかを考える材料を得られます。

ただし、Funding Rateが高いから必ず下落する、低いから必ず上昇するという単純な関係ではありません。あくまで市場参加者のポジション状況を確認するための一つの指標として扱う必要があります。

HyperEVMの利用状況

Hyperliquidをブロックチェーンとして評価する場合には、HyperEVM上でどの程度のアプリケーションが利用されているのかも重要です。

取引所としての利用だけでなく、DeFiなどのエコシステムが成長すれば、Hyperliquidネットワークそのものの用途が広がります。

Hyperliquidを利用する際の注意点

Hyperliquidを利用するときは、まず現物取引と無期限先物取引を明確に区別することが大切です。

現物取引では、基本的に保有している暗号資産の価格変動が損益になります。一方、無期限先物ではレバレッジを利用できるため、自己資金より大きなポジションを持つことが可能です。

その分、予想と逆方向へ価格が動いた場合の損失も大きくなり、場合によっては短時間でポジションが清算されます。

また、HyperEVM上のDeFiサービスを利用する場合には、Hyperliquidそのものだけではなく、利用するスマートコントラクトや各アプリケーション固有のリスクも確認する必要があります。

暗号資産を送付する場合には、ネットワークやアドレス、トークンの種類を確認することも重要です。ブロックチェーン上の送金は、銀行振込のように簡単に取り消せるとは限らないため、初めて利用するサービスへ資産を移動する際には少額で確認する方法もあります。

Hyperliquidの将来性を見るポイント

Hyperliquidの今後を考える場合、HYPEの価格だけではなく、Hyperliquidというネットワークがどれだけ継続的に利用されるかを見ることが重要です。

特に注目したいのは、HyperCoreにおける取引高や流動性、無期限先物市場の利用状況、ユーザー活動、Open Interest、そしてHyperEVM上のアプリケーションやDeFiの成長です。

HyperCoreの取引量が増え続ければ、オンチェーン取引所としてのHyperliquidの存在感が高まる可能性があります。一方、HyperEVM上のアプリケーションが成長すれば、Hyperliquidは取引所という枠を超えて、より幅広い金融サービスを提供する基盤へ発展する可能性があります。

ただし、ネットワークの成長を判断するときは利用規模だけを見るのではなく、セキュリティ、ネットワークの安定性、分散性、流動性、規制環境なども確認する必要があります。

Hyperliquidに関連する用語

用語意味
DEXブロックチェーン上で暗号資産の取引を行う分散型取引所
オーダーブック買い注文と売り注文を価格ごとに並べた注文板
無期限先物満期日のない先物型のデリバティブ商品
レバレッジ証拠金を利用して自己資金より大きなポジションを保有する仕組み
清算証拠金が不足したポジションを強制的に決済すること
Funding Rate無期限先物における資金調達率
Open Interest決済されていない先物ポジションの総量
DeFiスマートコントラクトなどを利用して金融サービスを提供する分散型金融
EVMEthereum系のスマートコントラクトを実行する仮想マシン
ステーキング暗号資産をネットワークのコンセンサス形成などに利用する仕組み

まとめ

Hyperliquidは、現物取引や無期限先物取引を中心としたオンチェーン金融プラットフォームであり、独自のレイヤー1ブロックチェーンを基盤としています。

最大の特徴は、HyperCoreによってオーダーブック型の取引機能をブロックチェーンの中核に組み込んでいることです。これによって、DEXでありながらCEXに近い注文方式や取引環境を実現しています。

さらに、HyperEVMによってEthereum互換のスマートコントラクトを実行できるため、DeFiをはじめとするさまざまなアプリケーションを同じネットワーク上で構築できます。

ネットワークのコンセンサスにはHyperBFTが採用され、ネイティブトークンとしてHYPEが存在します。HYPEはHyperliquidのエコシステムにおける重要なトークンであり、ステーキングやHyperEVMにおけるガス代などに関係しています。

つまりHyperliquidの本質は、単なる「暗号資産を売買するDEX」ではありません。取引所として必要な機能をブロックチェーンの中核に組み込み、その上にスマートコントラクトやDeFiなどの金融アプリケーションを展開できる構造にあります。

Hyperliquidを調べる際には、HYPEの価格だけに注目するのではなく、HyperCoreの取引量や流動性、無期限先物市場のOpen InterestやFunding Rate、HyperEVMの利用状況などを合わせて見ることで、ネットワーク全体の動きを把握しやすくなります。